10月18日の早朝は、木星と火星が、かなり接近していました。
いつも天体情報を教えてくださる
martind35さんが書いておられる通り
そろそろ木星と火星がは昇ってきたかな??と明るい室内から外に出て
すぐに見上げたのでは、あれほど明るい火星でさえ、木星と一つに見えてしまうほど。
外の暗さに目を慣らして、じっくり見ると、ようやく木星の横にちょこんと見えてきました。
20151018 火星と木星の接近(IMG_2125) posted by
(C)ホシミスト_3013
Tamron SP10-24mm(F3.5-4.5) 24mmF4.5
Canon EOS Kiss X7i ISO800 10秒 固定撮影
SLIK U8000 三脚
2015.10/18 03:52JST(+0900)
自宅2階ベランダより
画面の左の方の一番明るい星が金星、その下に二つくっついているのが火星と木星です。
この距離たるや、APS-Cカメラを2000mmの望遠鏡に装着して撮影しても
一つの視野に収まるほど!
20151018 火星と木星の接近2000mm(IMG_2143) posted by
(C)ホシミスト_3013
Celestron Edge HD800(D203f2032)
Canon EOS Kiss X7i ISO800 10秒
タカハシEM100
2015.10/18 04:39JST(+0900)
自宅庭より
いかに2000mmといっても、もちろんこの程度の拡大倍率では
火星の模様なんか見えません。
この二つが火星と木星であることは、
火星の赤さ、そして木星の下にガリレオ衛星が4つ見えている、というところで
感じていただけたら、と思います。
実は、以前、
金星と木星の接近の時に、
20cmシュミカセで、高速(と言っても星を撮るにしては、ということですが)シャッターなら、
木星の縞模様は写せそうだ、と感じていました。
今回は、木星が接近する相手は火星で、
木星に比べると暗いので、木星の縞模様と火星は一緒に写せるか、不安でした。
が・・・!
木星と火星の接近(IMG_2170) posted by
(C)ホシミスト_3013
Celestron Edge HD800(D203f2032)
Canon EOS Kiss X7i ISO200 1/200秒
(4つのガリレオ衛星は04:42JSTにISO800 1/8秒で撮影したものを木星本体に合わせて合成しています)
タカハシEM100
2015.10/18 05:54JST(+0900)
自宅庭より
かなり星が暗く写っていますので、部屋を暗くして見てください。
願わくば、画像をクリックして、フォト蔵に行き、そこで写真をクリックして「元画像」
で見てください。
画面左に赤い火星、右に縞模様が見える木星、が写っています。
なお、このシャッタースピードでは本来ガリレオ衛星は写りません。
ISO800 1/8秒で撮影したガリレオ衛星を、木星本体を基準点として合成しています。
7月の金星と木星の接近は天候が悪く、十分な撮影ができませんでしたが
今回はPM2.5が多めとはいえ、快晴の空で、
存分に楽しむことができました。
(早朝だったので、そろそろ眠くなってきましたが・笑)
ここのところ、星を見すぎかな??とも思いましたが、
本来見やすいはずの7月8月の天候がひどかったので、
それと相殺されるんではないか??と
地元の星仲間が言っていました(笑)
実はこの日、もうひとつの接近が見られたのですが、
その話は、また明日。
数少ない写真を毎日アップするために、引き延ばし作戦です。
それに、星空に浸るのは昨夜まで。
これから魔の出張シーズンのラストスパートが始まります。