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ちゃむのバレエとオペラと海外TVドラマの日々

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2010.12.12
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カテゴリ:10本を読む
いろいろあって、仕事する気もなく、家でダラダラしていました。
日曜に仕事をすることをまず考えるのも、いかがなものかと思うのですが。。。


ボローニャは抽選のF席は完敗。
思いついてE席を追加しといた、平日の「カルメン」だけ手元にきそうです。
(つまりこれは、本当はどうでもよかった。。。あれ?こういうときには逆の戦術をするべきなのかな?)
昨日の一般発売も、「清教徒」「エルナーニ」ともに休日のD席はノックアウトされたので、幸運な知り合いのおすそ分けにあやかれないか、打診中。

ハッ!?
そういえば、うかうかしていた。
私は、その前にMETも入手していないんですよね。。。



ヴァランダー・シリーズ第二弾。



リガの犬たち


スウェーデン南部の海岸に、海を隔てたラトヴィアから一艘のゴムボートが流れ着いた。
その中には、高級なスーツを身につけた二人の男の射殺死体が横たわっていて。。。

普通の推理モノと思いきや、舞台は早々とラトヴィアに移る。
この舞台となった90年代初頭のラトヴィアと言えば、ソ連の崩壊とともに起きた変革がまだ定着しきれなくて、社会が混沌としていた時代です。

身元不明の死体の事件捜査のために、ラトヴィアの首都のリガから派遣されてきたのがリエパ中佐。捜査が終了して帰国するやいなや、その中佐はリガで殺害されてしまい、今度はヴァランダーが、ラトヴィアの警察に招かれて捜査を手伝います。

それはあまり成果があったとは言えなかったのだけど、そこでリエパ中佐の未亡人に心惹かれたヴァランダーは、今度は密入国して個人的に反政府活動に関係するのでした。


どんどん国際的な事件に変貌していったと思ったら、終盤ではアクションもの顔負けの銃撃戦が出てきます。そして、一介のサエない刑事が、ここまで政治の舞台裏で活躍してしまうことに、びっくりします。ストーリーの構えが大きくなってきて、シリーズ2冊目にしてここまでやってしまうヴァランダーは、この後どうなっていくのか、少々不安になりました。


このシリーズが人気があるのは、ヴァランダーが庶民感情豊かで、決して高尚な人間ではないのに、捜査となるとするどい手腕を見せるところでしょうか。おまけに本人は女性に片思いばかりだし、体型はメタボだし。。。

バランスの妙が、読者を惹きつけて離さないのでしょう。


私としては、旧ソ連に属した国の混乱期というものの実態を見聴きしたことは少ないので、フィクションとはいえ、「さもありなん」というラトヴィアの描写が興味深かったです。
現在の私には「美しいバルト3国の1つ」という印象しかないもので。





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Last updated  2010.12.12 23:11:38
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