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「ダルジール警視シリーズ」のうち日本で出版されている最新作まで、やっとたどりつきました。
【送料無料】午前零時のフーガ こんなに好きなシリーズは滅多にないです。 なのに、次作は今のところ日本では出ていないと思うだけで、ガックリ。 作者のレジナルド・ヒルが生存している(失礼!)ことに、望みをつないでいます。 ダルジールは、例の大けがの後、未だ本格的な復活は遂げていないのですが、この作品の最後では、いよいよフル回転に戻ってきたような感じです。 パスコーは、いよいよ大御所を抜いて大物への道を?と思わせましたが、神のごときダルジールはまだまだ君臨できそうでうれしくなりました。 一方で、パスコーの出世を支援する決心もしたようだし、ノヴェロにも最高の賛辞(働く意欲的な女子にとっては最もうれしい言葉)を送るなど、今巻のダルジールは‘いい上司’度が急上昇でもあります。 ストーリーはいつものごとく凝ってはいるものの、破綻などしません。 今回は24時間以内に解決したこともあり、若干軽めな設定か。 ヒルがすごいと思うのは、気丈な女性の描き方。 女ごころをわかってる!と思うときが多い。(男性作家にはやはり珍しい) もっともそういう女性は、「男性的」なのかもしれませんが。 今回も、失踪した夫と今の恋人(夫の上司だった男性)の板ばさみになる女性は、白黒がはっきりした魅力的な存在です。 あ、悪党の姉弟の姉の方も、自分の器量でしっかり世の中を渡っていくところが、カッコよく描かれていました。 おりしも、AXNミステリーは「ダルジール警視」の連続放送がまた始まりましたので、全部のエピソードを録画しようと思います。 もう各回3回づつぐらいは見ているんですが、見るたびに発見もするんです。 当分、この世界から離れられません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.12.24 00:56:57
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