[高齢者問題]の記事一覧 | ブログランキング（ブログ紹介）

長寿化を有効に生かすために

「しかし・・・・・・　　　続く」と書いてみたものの、どう展開するかを忘れてしまった。その時はこう書こうと思っていたのだが。チョッと思索。しかし、飢えの圧力や外敵圧力がなくなったが、それ以上の外圧は存在する。例えば、経済問題、市場問題（環境問題）、教育問題、家庭問題、高齢者問題等々。それらの諸問題を解決するために原因追究し、方針提起し、実行していくことで長寿化が有効に生かせるのではないのでしょうか。応援してね。　⇒　Blog Ranking

突然ですが、長寿化してきたのは何故なのか？

非常にマクロな自然の摂理に沿って考えると昔は、肉体的に極端に衰えていない状況で死を迎えていた。現在でも多くの種は生殖機能が衰えると死を迎える。元気に農作業していた人がある日突然倒れ、寝たきり期間が非常に短く、死に至っていた。飢えの圧力や外敵圧力に対応するためには、常に強靭な肉体（体）が必要。闘うにしても、逃げるにしても。だから、肉体的衰えが極端に低下しないうちに、新しい肉体を生み出す必要があった。多産・短命戦略と言っても良いと思います。日本人は特に飢えの圧力、外敵圧力を克服し、多産・短命戦略を取る必要が無くなり、少子・長寿化してきたと考えられるのでは無いでしょうか。しかし・・・・・・　　　続く応援してね。　⇒　Blog Ranking

全ての人々の固定観念が問題

国民生活審議会　その４　高齢者問題の形成過程第12次　国民生活審議会（昭和63年11月10日～平成2年11月9日）･････････････････････････････････････････････････････････4.　高齢者の新たな役割以上見てきたように、高齢者はもはや単純に社会的弱者とはいえなくなり、単に年齢が高いというだけで、能力においては若年や壮年と区別して特別に扱われる存在ではなく、積極的に社会参加をし、自立した個人を基礎とした活力ある社会形成に貢献することとなる。つまり、社会の在り方も、年齢にかかわらず、すべての人が様々な活動に加わりうる全員参加型社会になるとともに、こうした活動により、国民が豊富な人生経験を有する高齢者を始めとする他世代との交流や共感を通じて人生の意味や自己を再認識することができる成熟した社会へ移行する可能性もありうる。　ただし、75歳以上の後期高齢人口の急増による寝たきりや痴呆性の要介護老人の増加などを考えると、超高齢社会に向けて、人生80年に対応した形での社会経済システムの変容がなされない場合、経済社会の活力が低下する可能性も存在することは否めない。　そのようななかで、高齢者の生きがいづくりや社会参加の場として、あるいは変容した家庭機能を補完するための介護サービス供給の場としての地域の役割は益々重要になり、そうした地域づくりに対して、青・壮年期からの積極的参加が求められるとともに、その主な担い手としての高齢者自身の果たす役割は重要になっていく。　また、核家族化、遠距離通勤など若年夫婦に育児と仕事を両立させることは難しい状況にあり、また子育てよりも自分たちの生活を楽しみたいと考える者がかなり多くなったことなどから、育成環境としての地域の果たす役割は益々重要になっており、この点でも過去に子育てを経験してきた高齢者の地域での貢献が求められる。　こうした人生80年型社会経済システムへの転換は、生産、機能、効率の担い手としての人間のみに価値を見出す従来の産業社会的な社会経済システムの在り方を見直して、国民が人生の全期間を通じて主体的な生き方を選択し、長寿を喜び楽しむことができるような社会を構築していくことにつながり、新たな「豊かさ」の一つの面を創っていくことになる。引用以上･････････････････････････････････････････････････････････村落共同体から都市部へ、産業形態の移行に伴い、職場と家庭が分断され家庭の中から生産活動が消失したために発生した問題の一つが高齢者問題である。高齢者問題＝役割問題である。この高齢者問題を解決するに当たって大きな問題がある。一つ目は、高齢者＝邪魔者という固定観念である。「高齢者はどのような役割を担えるか」といった視点は、高齢者＝弱者＝役に立たない存在という意識が内在しており、そこから導かれる回答は非常に限定され、ガードマン、清掃人、倉庫番といった職種（もちろんこれらの業務も重要なのだが）に限定されてしまい、根本的な解決には至らないと考えられる。二つ目は、高齢者自身の問題。現在の高齢者は、経済成長期に様々な成功体験はその時代の社会状況を背景に成立しており、現在の社会状況化においては通用しないことが多い。若者がよく口にする「高齢者の話は面白くない」というのは、彼らの直面する問題に関して、高齢者の体験は役に立たないという側面が含まれていることが多い。このように過去の社会状況と現在の社会状況の変化を十分に認識し、現在の社会状況の中でどう対応するかを考えなければ、本当に役に立たない存在になってしまう。三つ目は、単なる「生きがい」、「豊かな」といった表層的、抽象的な言葉でごまかさないことである。抽象的な言葉で語る限り、本質が見えなくなる。いくらこれらの表層的、抽象的な言葉を何万遍繰り返していても何も解決しない。高齢者問題＝役割問題であるということを明確に認識すべきではないのでしょうか。このように考えると高齢者問題は、全ての人々（高齢者自身を含む）の固定観念が邪魔をして解決しないとも言えるのではないでしょうか。応援してね。　⇒　Blog Ranking

国民生活審議会　その３　高齢者問題の形成過程

第12次　国民生活審議会（昭和63年11月10日～平成2年11月9日）･････････････････････････････････････････････････････････3.　人生80年時代の高齢者像と新たな課題(4)　都市に住むサラリーマンであった高齢者農山村地域では、現在全国平均に比べ高齢化率が著しく高いことが問題となっているが、都市部でも今後高齢化率は急速に高まっていく。この社会的背景としては、産業構造が変化するにつれて、若年層を中心に人口が農村から都市へ流入し、これらの若年層が出身地へ帰らずに都市で高齢期を迎えつつあるということである。また、都市に流入した若年層が、第2・3次産業に従事したが、欧米先進諸国に比べて労働時間が長かったこと、さらに、特に大都市圏においては通勤時間が長かったこと等から、「職」と「住」が完全に分離したサラリーマン社会が形成されていった。そのため、都市に流入した労働者は地方の労働者以上に企業中心の生活を送り、地域に対する意識や、地縁的結合は希薄化していった。一方、農山村地域では、医療機関等の医療体制の整備が遅れていること、公共交通機関の利便性が低いこと、さらには後期高齢者の面倒を見る者が既に少なくなっていることなどから、彼らが住みにくくなっているという状況が、過疎化に拍車をかけている。これらを解決するために、都市においては、ホワイトカラー層であった高齢者の地域における積極的社会参加と、生きがいづくりや高齢者に適した住環境の整備が必要である。さらに、農山村地域においては、特に保健、医療、福祉サービスへのアクセス等の生活の利便性を高めるための生活基盤や生活関連公共財の整備が重要となっている。(5)　自由時間を多く有する高齢者　人生50年時代から人生80年時代への移行により、老後の生活時間が長くなり、自由時間は大幅に増大しているが、この時間を如何に過ごすかが現在問題となっている。しかし、今から20～30年後の高齢者は健康で経済的にも余裕があるというだけでなく、長年にわたって培ってきた知識や経験を生かして社会参加しようとする意欲を持っていること、モビリティの向上により運転免許取得率が高く、海外旅行経験者も増加していることから、積極的で活動的な高齢者が登場してくる。このため、高齢期においても充実した余暇の創造や積極的な社会参加を図るべく、労働時間短縮等により、若・壮年期から余暇享受能力を養うとともに、高齢者が活動しやすい環境や社会条件の整備が必要となってきた。(6)　一人暮らし又は夫婦のみ世帯の高齢者我が国の一世帯の平均人員は減少しており、家族の小規模化が進行している。しかも最近では核家族化によるものよりも、世帯規模の縮小と単独世帯の増加による影響が大きい。つまり、大学生や独身の男女就業者に加え、「高齢者夫婦のみ世帯」や「ひとり暮らし老人」、特に寿命の長い女性高齢者のみの世帯の増加が主な原因となっている。その背景には、地価の上昇等の住宅事情の悪化や子供との同居を好まない高齢者の個人志向の意識の拡大も存在しており、高齢者のみの世帯は今後も増加すると見込まれる。また、老婚による子供の養育することの無い新たな家庭形成もみられるとともに、子供と同居していても生活はバラバラという生活の分離も進んでいる。また、農村社会においては、若者が都市へ出て過疎化が進行したために、保健、医療、福祉サービスの密度が薄く、生活の利便性が低い地域での後期高齢者のみ世帯も増加している。一方、既婚女性の職場進出が増大し、高齢者のみ世帯も増加することで、老親介護等の機能を担うものとされた従来の産業社会的家庭像は大きく変容し、家庭における介護機能は弱体化してきている。このため、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、地域に根ざした民間サービスの健全育成、ボランティアの育成も含めた在宅サービスの充実が必要となってきている。引用以上･････････････････････････････････････････････････････････高齢者問題は、貧困であった（現金収入の少ない）農家の人々が、お金を求めて（豊になりたい）都会に流入。若者がいなくなって必然的に農村は、高齢者が取り残される。⇒農村の高齢者問題農村部の村落共同体が徐々に衰退し始める。都会においては、農村での村落共同体を経験した人々が存在している間は、都市部の家庭においても共同体規範は、引き継がれていたが、それらの人々が減少（亡くなる）すると、共同体規範も消滅していった。同時に、都市の家庭は、農村と違って「職」と「生活」が分離され、家庭の中から共通の課題も消滅してしまった。⇒家庭における高齢者の役割の消滅が、高齢者は「邪魔者」の原点か？　共同体規範の衰弱と課題の消滅は、親が子供に指導できなくなった大きな要因でもある。豊かさが実現する中で、子供よりも自分の生活重視という潜在的な意識が、少子化を推し進め、核家族の形成に繋がっていく。その中でより一層家庭の中で何もしない（出来ない）高齢者は益々邪魔な存在に。子供達の「邪魔者」意識を感じた高齢者は、子供との同居を「子供に迷惑がかかる、子供には子供の生活がある、子供の世話にはなりたくない」という思いで、高齢者世帯の増加に繋がっていく。定年になるとサラリーマン家庭では、農村とは違い食も金に頼るしかない。かつ、核家族では人数が少なすぎて世話が出来ない、邪魔者意識等があるため、高齢者の収入の道が閉ざされと生きていけない。そのまま放置しておくと政治問題化してしまうために、政府は年金や医療保険、介護保険等を打ち出す。⇒現在の高齢者問題に。非常に大雑把な論理ですがみなさんはどう思われますでしょうか。余談ですが、年金、皆保険等は貧困の時代ではなく1970年以降の貧困が消滅したと思われる頃から充実してきています。これは明らかに市場社会が進めば進むほど弱者（お金を稼げなかった）切り捨てられていくという要素を含んでいることを意味しているように思います。年金、皆保険等は弱者救済という意味の裏には、市場社会の問題性を隠すための政策とも思えます。応援してね。　⇒　Blog Ranking

国民生活審議会　その２

第12次　国民生活審議会（昭和63年11月10日～平成2年11月9日）･････････････････････････････････････････････････････････3.　人生80年時代の高齢者像と新たな課題(1)　健康な高齢者高齢者の有病率は6割強と高いが、実際このうちほとんどは慢性病、高血圧、肩こりやリウマチ等で、普段からの健康管理に注意すれば、日常生活には支障がなく、概ね健康状態は良好といえる。こうした疾病構造の下での健康づくりとしては、壮年期からの栄養、運動、休養面におけるバランスのとれた健康的な生活習慣の確立と検診等による早期の予防が大切である。なお、実際に高齢者のうち健康診断を受けている者は95％と高く健康管理には相当気をつけているのが現状である。一方、今後、長寿化の進展により、75歳以上の後期高齢人口が増大し、前期高齢者(65～74歳)における寝たきり者率が0.7％で、痴呆性老人出現率は1.9％であるのに対して、後期高齢者(75歳以上)はそれぞれ3.5％、9.5％と高くなっているように、寝たきり老人、痴呆性老人等の要介護老人は急増することが見込まれ、高齢者間の健康格差は拡大する。このため、在宅ケアの充実と老人福祉施設の一層の整備を図るとともに、寝たきり老人にならないための早期リハビリ、痴呆性老人に関する科学的知見の積み重ね等の予防に重点を置いた施策を展開していく必要がある。長寿化が進行するものの、健康な高齢者は比較的多く、高齢者は活動的であると考えられるが、一方で健康に対する不安を抱くものも多く、高齢者の健康状態は多様で健康格差も拡大している。これらのことから、高齢者の医療制度の充実等、老後の生活の基盤である健康の確保に今後とも取り組んでいかなければならない。(2)　経済的余裕のある高齢者一人当たり所得を見ると、他の世代と比べて高齢者所得は必ずしも低いとはいえない。また、ここ数年における金融資産、土地資産の増加を見ると、高齢者の方が中年や若者よりも相当程度高くなっている。その上、中年の世帯については、子供の教育費、住宅ローンの返済等の負担があるが、高齢者になるとそれらがなくなる場合が多く、ゆとり度はかえって高まる。一方、低い所得者層に属する高齢者においても、年金制度の充実、成熟化に伴い、所得が相当程度上昇しており、「ゆとり」感は比較的高い。こうしたなかで、経済的なゆとりや生活水準の向上により高齢者の自立意識は高まり、高齢者ニーズは高度化、多様化するとともに、経済成長低下による社会保障財政の制約もあって、高度化、多様化した高齢者ニーズに対応した民間シルバーサービス産業が台頭してくると考えられる。しかし、一方では高齢者間の所得や資産の格差の拡大という問題もあり、サービスの享受における不均衡が生じてくることにも留意しなければならない。そのため、高齢者が経済的に自立した老後生活を送ることができるよう、公的年金制度の安定や私的年金の一層の充実を図ること及び、老後所得の安定を目的とする金融商品等の開発、資産運用の多様化、各種金融サービス等の充実を通じて自助努力による資産形成を促進すること等により、老後の生活基盤を確固たるものにするとともに、誰でも利用可能な安価なサービスを提供することが課題であり、また、高齢者が保有する資産を活用して生活するような資産をフロー化するなどの資産活用型社会について検討する必要があるだろう。(3)　就職している高齢者健康で活動的な高齢者は、健康なうちに働き社会に貢献したいという希望を持ち、就業意欲も高く、また、長年にわたって培ってきた経験も豊富であることから就業能力もある。一方、若年労働力の減少により、労働力供給テンポが今後急速に鈍化し、2,000年前後から労働力人口の伸びの頭打ちが予想されているため、女性とともに高齢者の労働力としての期待は高まり、雇用促進の必要性は増大する。さらに、厚生年金の支給開始年齢の引上げも避けて通れない課題となっているところである。このため、高齢者の雇用促進と壮年層を中心とした労働時間の短縮を考えた日本的ワークシェアリングの導入について推進していく必要がある。もっとも、労働力の中高年齢化により、現在の年功序列型の賃金や終身雇用の下では、職場における中高年齢者ポストの不足も発生すると考えられるので、職務体系の見直し等により、専門職制度や資格制度の導入等人事体系を見直すとともに、労使のポスト等に対する意識改革をする等の解消方策についても検討する必要がある。　また、これまで高齢者の労働市場については、ガードマン、清掃人、倉庫番といった職種の労働者と意識されてきたが、今後は高学歴化を背景とした高齢者の知識や経験を生かし、生計のためだけでなく社会参加の一環としての就労の場、機会の確保が必要となる。しかも、日本の高齢者の就業理由として、「健康上の理由」を挙げる人の割合が増えつつあることにかんがみ、高齢者の能力や嗜好に応じた労働の供給というものを、労働の個人化、個性化志向という観点から検討する必要がある。さらに、高齢者就業の増大は、長期就業を前提にした年功的序列、地位の上昇と所得水準の併進、強い企業帰属意識に支えられた日本的雇用慣行の変容を促すとともに、就労形態が多様化するなかで、労働に対する認識が変容し、労働の意味の二極分化、すなわち生活手段としての労働と生きがいとしての労働とに分化させる要因ともなりうる。引用以上････････････････････････････････････････････････････････････（１）健康な高齢者＞高齢者のうち健康診断を受けている者は95％と高く⇒何故、ここまで健康を気にするのだろうか。年金DN、医療費UP、介護費UP等は不安材料になると思うが、やはり根本的には役割なし、地に足が着かないサラリーマン＝食料を初めとして全てのものを市場から金で購入しなければならないことに対する不安がこういう結果に繋がっているような気がする。（２）経済的余裕のある高齢者＞金融資産、土地資産の増加を見ると、高齢者の方が中年や若者よりも相当程度高くなっている。＞公的年金制度の安定や私的年金の一層の充実⇒経済的余裕があるにも関らず、年金制度の充実を目指す。そんなことより役割を作り出す方が、よっぽど高齢者だけでなく社会のためになると思われるのだが。例えば、農村移住等（色々な問題が一気に解決できる可能性あり。詳細はいずれ）（３）就職している高齢者＞就業意欲も高く、また、長年にわたって培ってきた経験も豊富であることから就業能力もある。＞ガードマン、清掃人、倉庫番といった職種の労働者⇒働く意欲が高く、経験も豊富で職種が限定される。高齢者は能力が低いといった固定観念の賜物か。やはり、何故、「高齢者は能力が低い」という固定観念が形成されたのかを検証する必要有。応援してね。　⇒　Blog Ranking

チョット問題を整理し、追求する課題をわかり易くしました

A　高齢者は役立たずという固定観念が最大の高齢者問題か？⇒　役に立たないという、役＝役割とは？⇒　そもそも役割に、若者・高齢者の区別があるのか？⇒　何故、固定観念化したのか？B　高齢者の役割がないことが問題では。⇒　A　役割とは？　に同じC　高齢者になると生産能力が落ちると判断している？⇒　生産能力とは？　⇒　生産能力、若者・高齢者のくべつがあるのか？D　高齢者は「社会保障給付費の主犯」で金食い虫という判断をしている？⇒　高齢者の「社会保障給費」にしめる割合は確かに高い。伸び率も。⇒　社会保障費の中身、医療、福祉、年金に、何故、金がかかる？⇒　どうすれば改善できるのか？E　社会保障給付費の内、年金は何故必要になったのか？⇒　高齢者問題　国民生活審議会　その１を参照F　何故、福祉サービスが必要になったのか？⇒　福祉サービスが無い時代はどうしていたのか？G　何故、医療費が増加し続けるのか？⇒　病気をするから、病気以外の原因は？⇒　それらを改善するには？応援してね。　⇒　Blog Ranking

国民生活審議会　その１

第12次　国民生活審議会（昭和63年11月10日～平成2年11月9日）･････････････････････････････････････････････････････････第3節　高齢者1.　長寿社会の到来(1)　人生80年時代の到来我が国は、戦後の高度経済成長を通じて産業社会が進行し、欠乏からの解放のなかで、公衆衛生の進歩、医療体制の充実、医学医術の進歩、あるいは、生活水準の向上等多くの面で着実な改善を遂げてきた。これに伴い、乳児死亡率が急速に低下するとともに、結核等の伝染病が激減したことにより死亡率が低下し、平均寿命は大幅に伸長した。そして人生50年時代から人生80年時代へ移行し、今や世界一の長寿国になった。(2)　人生50年時代との相違　かつての人生50年時代との最大の違いは、長寿化に伴い老後期間が延長したため様々な問題が顕在化してきたことである。つまり、人生50年時代においては、職業生活からの引退時期と子供の自立時期が人生の終焉と近接しているため、定年後の人生についてはあまり考える必要はなかった。しかし、人生80年時代の今日では、男性は定年後16年間、女性は子育て終了後、8年間の寡婦期間を含む25年間の生活時間を所有するとともに、子供の側からみた老親扶養期間も2倍になった。また、女性の高学歴化や職場進出に伴い平均初婚年齢が上昇するとともに、第1次ベビープーム世代の高出産期からの離脱に加え、育児負担の増大、住宅事情等も要因となって、出生率は大幅に低下した。さらに、産業構造が変化し、第1次産業から第2・3次産業へ傾斜することにより、若年労働者が農村から都市へ流入し都市が過密化したが、一方農村では過疎化とともに、急速に高齢化が進行していった。こうして平均寿命の伸長と出生率の低下は、多産多死の時代から少産少死の時代へ移行させるとともに、人口の高齢化を招いた。そのため人生の長期化した高齢期を如何に過ごすか、個人の人生設計そのものを見直す必要が発生するとともに、地域の特性を踏まえ、高齢化に対応した社会経済システムの変革が要請されている。2.　人生50年時代の高齢者像人生50年時代においては、自己の社会活動は50歳までであり、それ以降は引退して残り少ない人生を過ごす、すなわち余りの人生として考えられていた。つまり、高齢者は戦前までは家制度により家長として権威付けがされており、高齢者の仕事もある程度あったが、戦後産業社会が進展するにつれて、高齢者の活躍できる場が少なくなり、老人クラブや自治会等で活動する程度で行動範囲も狭く、家にこもっていることが多く、また、収入も少ないため家族に扶養される社会的、経済的弱者というイメージで見られてきたのである。　その社会的背景としては、年金制度が未成熟であったことなど社会保障制度が未整備であったため、家族で面倒を見るのが当然であるという風潮があった。　しかし、産業社会が成熟化するなかで、高齢者は経済的に豊かになり、また比較的健康で、社会参加意欲も強いことから、精神的、身体的、経済的に自立化しつつある。しかも今から20～30年後における高齢者は豊かな時代を支え、激烈な競争社会を生き抜いた団塊の世代であるため、高学歴で活動的でもある。そのため、経済社会や地域の発展に寄与する高齢者像(新たな労働力、新たな消費者)へ変化すると同時に、高齢者の知識と経験を生かし、高齢者が主体となる分野も出現する可能性さえある。引用以上･･･････････････････････････････････････････････････････････････＞長寿化に伴い老後期間が延長⇒老後期間＝定年退職してから死ぬまでの時間。農業生産時代には定年などなし。サラリーマンになってからの話。＞戦後産業社会が進展するにつれて、高齢者の活躍できる場が少なくなり、老人クラブや自治会等で活動する程度で行動範囲も狭く、家にこもっていることが多く、また、収入も少ないため家族に扶養される社会的、経済的弱者というイメージで見られてきたのである。⇒定年でお役ごめん。というより働きたいという思いを無視して、生産活動＝社会的役割を剥奪してしまう制度の問題と考えられる。さらに考えると、農業生産時代は高齢者も生産の全てを把握していたが（一つの業務が出来なくても別の業務を担えた）、現在の企業においては、生産の一部分しか担っていいないため（つぶしがきかない）、ある意味においてはカタワの人間を作り出しているという企業の役割分担問題である。＞社会的背景としては、年金制度が未成熟であったことなど社会保障制度が未整備であったため、家族で面倒を見るのが当然であるという風潮があった。⇒つぶしがきかない人材＝定年で役割を剥奪されると収入が立たれる。であるが故に年金に代表される社会保障制度が必要になったと考えられる。応援してね。　⇒　Blog Ranking

疑問が溜まってきました

高齢者は役立たずという固定観念が最大の高齢者問題か？高齢者の役割がないことが問題では。高齢者になると生産能力が落ちると判断している？高齢者は「社会保障給付費の主犯」で金食い虫という判断をしている？社会保障給付費の内、年金は何故必要になったのか？何故、福祉サービスが必要になったのか？何故、医療費が増加し続けるのか？このカテゴリも色々疑問が溜まって来ました。さあ、どうしましょう。２時間以上探しましたがこれはといったものが見つかりませんでした。困ったなあ！やっと見つけました。紹介は次回に！第12次　国民生活審議会（昭和63年11月10日～平成2年11月9日）応援してね。　⇒　Blog Ranking

高齢化を国がどう考えているか

厚生労働省の『高齢社会白書』より高齢化の影響（1）労働力人口　平成16（2004）年の労働力人口総数（15歳以上労働力人口）は6,642万人であるが、そのうち65歳以上の者は490万人であり、7.4％を占めている。　この労働力人口総数に占める65歳以上の者の比率は、昭和55（1980）年の4.9％から増加し続けており、今後労働力人口総数が減少に転ずると予想される中で、労働力人口の高齢化は一層進展していくものと見込まれる。⇒高齢化の影響というあいまいな表現（高齢者に配慮？）だが国も「労働力人口の高齢化」は問題。生産効率が下がる→高齢者になると生産能力が落ちると判断している？？？？？。社会保障給付費のうち、年金保険給付費、老人保健（医療分）給付費、老人福祉サービス給付費及び高年齢雇用継続給付費を合わせた高齢者関係給付費をみると、平成14（2002）年度は58兆4,379億円、社会保障給付費に占める割合は69.9％となっており、前年度の68.7％から上昇し、増加傾向が続いている。　高齢者関係給付費の内訳をみると、年金保険給付費が42兆5,025億円と全体の４分の３弱を占め、老人保健（医療分）給付費が10兆7,125億円、老人福祉サービス給付費が５兆792億円、高年齢雇用継続給付費が1,437億円となっている。⇒「労働力人口の高齢化」と同様にこちらも高齢者は「社会保障給付費の主犯」で金食い虫という判断をしている？？？？？。これからますます財政が厳しくなるたびに高齢者いびりが始まる？高齢化＝生産率の低下などという捉え方をしていることから考えて、打たれる手が予測できる。先進国で先行しているように開発途上国からの人の輸入。そして、高齢者の働く場がますます無くなり、高齢者に対するイメージは今以上に悪くなる。社会保障給付費の削減もますますひどくなる。病院に罹れない、施設に入所できない老人が増え、家庭で置き去りにされる。もちろん元気な間はそれでも何とかなるかも知れないが、介護が必要になれば虐待が増加することが目に見えている。こんな小手先の政策では高齢者問題が解決しないのは明らか。高齢者は、何故、「役立たず」というイメージが固定化されたのか？社会保障給付費の内、年金は何故必要になったのか？　何故、福祉サービスが必要になったのか？何故、医療費が増加し続けるのか？等々を明らかにしなければならないと思っています。これからチャレンジ。応援してね。　⇒　Blog Ranking

高齢化が進めば進むほど社会的活力が衰弱する。本当か？

「体力的に弱い」、「記憶力の衰え」、「思考力の低下」、「痴呆になる」、「介護が必要に」、「病気になり易く医療費＝財政問題に」等々、悪いイメージが先行している感じ。高齢になる前は働いている、しかし、男の大半が定年を過ぎると厄介者に。そして上記の高齢者イメージに。そしてついに介護が必要になれば男女とも姥捨て山へ（施設へ）周りを見渡すと元気に働いている方も多くいる。高齢者は役立たずという固定観念が最大の高齢者問題か？しかし、悪いイメージに当てはまる高齢者も増えてきているのは事実。大きな観点で見ると定年を過ぎても働いているかどうかが鍵か。「働く＝社会的役割を果たす＝存在意義を感じることが出来る＝役に立っていることが実感できる」ム、ム、ム。高齢者の役割がないことが問題では。よし、この路線で考えてみよう。　応援してね。　⇒　Blog Ranking