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さて、世界は果てしなく続くがこのところ個人的に絶不調です。ずっとかな。
でも絶不調にも慣れてきたのでどうぞよろしくお願いします。 気になる新刊が目白押し… ●『かえる新聞 縮刷版』げこげこ大王7世責任編集・書肆侃侃房刊・1000円・ISBN4-902108-14-3 →「かえる」好きは全国にも多いのでは…。かく言う私も大大大の「かえる」好き。あの顔、あの目、あの肌…。模様。手と足。じっとして鳴いてるし。本物は勿論、様々な「かえる」グッズも、絵になっている「かえる」もみんな好き。名前も好き。 「かえる好きのためだけに蛙情報だけを集めた、かえる専門誌「かえる新聞」を発行する著者。HPを持ち、発行しつづけた「かえる新聞」を7年分目一杯掲載。有志とともに、1999年6月6日を「かえるの日」と決め、以後七年間「毎年開いている」(!これだけでも結構ビックリ)「福岡かえる展」。 「謎のカエルミッキー」「「かえる饅頭発見」「カエル橋(和歌山)」「カエルなうどん屋。博多山笠の街にケロケロうどん」「三重県二見浦でカエルがご神体の神社《二見興玉神社》」など、全国に溢れる蛙情報。すばらしい。 「カエルであれば全て浄化される」と言い切る「げこげこ大王7世」氏を尊敬する。 そして…今度は「河童」。 ●『河童伝承大事典』和田寛編・岩田書院刊・9975円・ISBN4-87294-385-6 →「『河童事典』を作りたいという発想は、自分が河童に関心があることもさりながら、図書館業務の上で、このような事典があればどんなに便利だろうと思ったからに他ならない。」(あとがきより) こう思う編者は、全国北海道から沖縄までの河童伝承を網羅した事典を作成。763頁、データは5400余り。すばらしく面白い事典になった。 「ガラッパ」「ケンムン」「エンコウ」…。全国各地に「河童」的なものは出没し、人々の中で様々なエピソードを残している。頁をめくる度、その愛らしさや可笑しみ、時は不気味に存在する河童。どこを読んでも本当に楽しい。あとがきに、「平成の大合併」によって市町村合併が次々と発生し、場所を表記する際苦労されたことも記されている。「河童の心が分かる」と語る編者の素晴らしい労作。
最終更新日
2005年06月10日 20時04分00秒
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