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ピアノ調律師の日々

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2007.04.30
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今日は(も)忙しかった。。

場所はここかな。と、ホールのピアノの位置を決めてから調律にかかる。
杉並公会堂小ホールでの場合、ベヒシュタインは一般的な感じより、少しだけ後ろに置いた方がどうも音が良さそう。

これは、声楽のコンサートの際、歌の声が良い位置から考えて出されたポジションを一昨日聞き、その当日に声楽のポジションとされた場所にピアノを置いた。

Suginamikokaido Bechstein D-280


一昨日の東京文化会館小ホールでは板一枚前にするかどうかで悩んだようだ。

で、バスに乗ってショールムへ。
本当は会議をする予定だったが、諸事情で仕切り直し。
そして、八王子に向かう。

今日は、A先生の19世紀初頭のプレイエルが工房に届く日だった。
友人のI君と、横浜みなとみらいホールのレクチャーコンサートで使用されるので、その調整の開始日。
少し、元気を取り戻し、修復作業に取りかかった。
I君は、チェンバロが専門なので、限り無くチェンバロに近いフォルテピアノの修復はお手の物。

Pleyel fp


弦も、見た感じはチェンバロだし、華奢だ。
ショパンの手が実際触れていた物と同じであろう鍵盤の雰囲気に堪能し、アクションを引っ張り出す。

Pleyel Boden


響棒が多い!そして、全てが華奢である。。が、スタインウエイに感じが似ているのだ。テオドアのアイデアも、多くここから取られたのだろう。独特な共通のアイデアが多い。
しかし、先日A先生宅でこの楽器に触れた時にも感じた事だが、ショパンは、今我々が耳にする多くの演奏のような響きを出せなかったわけで(楽器が明らかに違う)、現代の楽器で弾くのは反対では当然ないが、オリジナルの(だった)感じを掴まないと、作曲者に体する冒涜のようにすら思えるほど、スタインウエイとは違う。

Pleyel Rasten



さて、今日第一弾として、剥がれた枠を接着する作業に取りかかった。
膠でないとだめだ!とのI君の意見で膠での接着になった。

Pleyel Rasten Leimen


と、慌ただしく重要な仕事が目の前を過ぎ去ってしまった一日で、回想していたらどっ疲れが。。





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最終更新日  2007.05.01 00:21:05
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