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ピアノ調律師の日々

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2009.09.06
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魚沼市の小出郷文化会館で行われるマイスター教授のピアノ公開レッスンで、初めてA君の演奏を聞いたのが出会いだった。まだ当時はM音楽大学学生だったと思う。

A君はR. マイスター教授の音楽と、解り易い指導に惚れ込み、マーンハイム音楽大学への留学をはたし、この秋さらに国家演奏家コースに行く事になった。その節目という事でのリサイタルが今日行われ、渋谷のHホールでの調律に彼の依頼で行ってきた。

ドイツでは色んなメーカーのピアノに接するからであろう、直感に頼らない響き造りをする過程の工夫が、リハーサルの時に直ぐ感じ取られた。R. マイスター先生のレッスン室にも、ベヒシュタインとスタインウエイが設置してあり、音造り、音楽造りの工夫は常に意識する環境でレッスンをしている事もA君にとって大きなアドバンテージになっているのであろう。ピアノの音に対するイメージ、そして集中力もあり、調律の引き渡しや、直しに付いても、無駄無い的を得た会話をする事もできた。


スカルラッティ・ソナタに始まり、ハイドン・ソナタ、ドビュッシー、リスト(メフィストとロ短調ソナタ)という大曲プログラムだった。
楽曲の構成 (Gestaltung)が良く理解でき、しかし、生き生きとした抑揚は、彼の音楽に磨きがかかった事を、会場にいらっしゃった方々も感じていらっしゃった事と思う。

コンサートの調律、特に自分が常日頃調整をしていないピアノを使う場合は、心臓にあまり良い物ではないが、今日は楽しく仕事をさせてもらう事ができた。

これからのA君のさらなる活躍が楽しみだ。





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最終更新日  2009.09.06 23:13:59
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