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中国共産主義青年団の機関紙「中国青年報」と、中国社会科学院のまとめた最新版の「社会青書」によると、中国の100万ドル(105億円)以上の資産保有者は約30万人にのぼり、1000万ドル(1050億円)以上の大富豪も約1万人に達しているそうな。
ちなみに、TBSの「儲かりマンデー!!」という番組のサイトによると、日本の億万長者の数は131万2000人、アメリカは227万人。もちろん人口の違いはあるとはいえ、中国の勢いを感じさせる話ではあります。 ちなみに中国の人にとっての100万ドル、というのは北京や上海などの大都市で働く大卒サラリーマンの年中の100年分以上に相当する金額で、この億万長者の大半は企業経営者(私営を含む)や高度な専門知識を持つホワイトカラー、ということです。 また、都市部の富裕層の上位10%の収入がその都市部全住民の世帯収入の50%を占めているそうで、都市部にあっても富裕層と貧困層の格差の激しさを物語っていて、これと内陸農村部を比較するとその貧富の差はとんでもないことになっている、ということなのでしょう。 この富裕層の増加を受けて、超高級住宅の販売もブームで、最近の最高価格では60億円相当の物件もあったとか。 中国全土で千万元(約1億3000万円)以上の豪邸はすでに1000戸前後もあるそうで、2006年には北京だけで500万元(6500万円)の物件が5000-7000戸建設される、という話。 一方、寝床の確保にも悩んでいるという年収637元(8200円)以下の極貧人口は、専門家の分析によると2003年で2900万人で前年より80万人増えているそうで、『胡錦濤政権が目指す「貧富の格差の是正」とは裏腹の現実が横たわるようだ。』とは、このネタ元の産経新聞の記事のコメントですが、確かに。 中国各地でいろいろな暴動が起きている、というニュースもよく聞きますが、これも上記の「格差の是正」が出来ていないことへの反発、ということのひとつの表れなんでしょうか? まだまだ中国の動向には要注意、というか要注目、という感じですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/01/06 01:59:06 PM
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