カテゴリ:世の中の話題から
文部科学省が第一線の科学者達に今後30年以内に実現可能な科学技術を予測してもらった、という読売新聞の記事から。
調査対象となったのは、大学教授、民間技術者、独立行政法人研究者ら約4200人で、生命科学やエレクトロニクスなど13分野計860項目について、2035年までの間に「技術的に可能になる時期」や「応用され社会に普及する時期」を尋ねたもの(回答者は約2600人)。 記事に載っている回答では、最も多かった回答として 1)2011-2015年に実現: ・一家に1台、掃除・洗濯などができるお手伝いロボットの一般化 ・同時通訳機能が付いた電話の一般化 2)2016-2025年に実現 ・がん化の機構解明に基づく治療への応用 ・マグニチュード7以上の地震予知技術 ・アルツハイマー病の根治薬 本当はもっといろいろな項目に対する回答を見たかったんだけど、文部科学省のサイトはまだ最新情報は3日前のものだったので、詳細はわからずじまいでした。残念。 ※ちなみに前回、2000年の調査結果はこちらにあります。イラストつきでなかなかわかりやすい。 でも「地震予知って本当にできる」と信じている科学者ってまだまだ多いんですねえ。私は個人的にはとても懐疑的なんですが。(まあ、10秒前に知らせる、というレベルならできるかもしれないけど、そんなのだったらあまり役に立たない気が・・・) ちなみに、「文科省は集計結果を回答者に示し、同じ設問に再度回答してもらって、予測を収れんさせ、その結果を科学技術政策の指針となる第三期科学技術基本計画(2006-2010年度)策定に役立てる」としています。 が、要するにそれ、事前のみんなの予想をもう一度見せた上でもう一度あらためて予測をさせる、ということで、何だか人気投票のようなイメージが・・・それを科学技術の基本計画策定に役立てる、ってのもなんだかいい加減な気も。 (空港や道路を作る際の利用者予測など)お役所の将来予測ってだから当てにならんのだなあ、などと思ってはいけないんでしょうが。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/01/25 07:02:01 PM
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