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地域おこしイベントの二つ目は、今年が第一回の『港区観光ルートコンテスト』。
これは、港区が主催したもので、港区ポータルサイトによると、 「さまざまな視点から魅力ある観光ルートを発掘するため、観光客の趣向に合うような多くのテーマや地域特性を盛り込んだ、区内のとっておきお奨め(オリジナル)コースを提案していただく」 ために行った一般公募のコンテストで、今回は小学生から78歳までの幅広い年齢の51名から60件の応募があったそうな。 募集したコースは、以下の5部門です: ・Aコース ガイドブックには載らない 穴場デート編 ・Bコース 外国人旅行者等に ココを観て欲しい編 ・Cコース 季節をしみじみ味わう 熟年の港区編 ・Dコース 車椅子でゆったりまわれる バリアフリー編 ・Eコース テーマも自分で考えよう 自由課題 編 栄えある第一回総合グランプリを獲得したのは、田方信子さんが考案した 『心を洗い、食を堪能し、湯に浸る江戸情緒の旅』。 これは、「夫婦で散策しながらおいしいものを食べる。ゆっくり歩き見て感じる」ことを目的にしたもので、 ・コース:増上寺(説教)→増上寺(ご祈願)→狸そば(昼食)→麻布十番温泉→麻布十番商店街・浪速屋(鯛焼き)→十番稲荷神社(徒歩でおよそ6時間) ・選考理由:これからの団塊の世代の大量定年退職時代にも対応できる。高齢の方でも港区をのんびり散策するのに適している。食事や温泉、商店街のぶらぶら歩きなど徒歩で6時間のコースで手軽に散策できるところが評価 という内容で、うん、確かにちょっとそそられますね。 各コースのグランプリは: ・Aコース:お参り、散策、贅沢ランチから夜景までを楽しむ『ステキだね。二人で歩く緑と水の港区』 ・Bコース:ジャパニーズ・テイストに舌鼓。真の日本人の夜の生態を観察『港区ハシゴ酒ナイト』 ・Cコース:歩いて楽しむ上り下りの港区。江戸の町にタイムスリップ『ふりむけばミナトク』 ・Dコース:変化していくスポットを周遊するルート。バリアフリーサービスのパンフレットを用意している施設もあり安心『盛りだくさん 港区今昔をアートで巡る』 ・Eコース:新しい高層ビル、マンションが立ち並ぶ港区にもこんな一面があります。懐かしい時代を過ごしましょう『懐かしい時代への小旅行』 また、審査員特別賞に ・Eコース:東京都の木はイチョウです。生命力の強い長寿のこの樹木は、港区内にも多く点在しています『イチョウには、物語があった』 入賞には ・ちょいワルいおやじ賞(E)『ちょっとワルおやじのR&B』 ・未来生活デート賞(A)『そろそろ2人の将来を考えよう』 ・ぜいたくざんまい賞(C)『ぜいたくざんまい』 ・めざせセレブ生活賞(A)『いつかは住みたいセレブ生活見学』 ・日本の伝統と現代を満喫賞(B)『Fantastic Japan!』 ・港区今昔満喫賞(B)『港区今昔物語ルート』 ・港区プチ世界旅行賞(E)『港区プチ世界旅行』 ・着物で港区賞(E)『着物で過ごすハイソな休日』 ・偉人の作品にふれたいで賞(D)『版画のふるさと 大門コース』 ・立身出世したいで賞(E)『立身出世コース』 という「力作」ぞろい。 ※各ルートの詳細は、港区産業観光ネットワークのサイト、「MINATOあらかると」にあります。 この企画の優れたところは、自分の地域のいいところを地元に詳しくこだわりのある一般の人に選んでもらう、という、押し付けではないながらもそのユニークさを競わせて、普段見ている風景さえも新しく思わせる、という「視点の変化」の提供となっているところです。 確かに、こうやってルートを見せられると「一度歩いてみようかなあ」、という気にさせたり、「あれ、そんなものがそんなところにあったんだ」という発見があったり、で、元・港区民としてもなかなかいいなあ、と思わされました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/01/21 06:20:52 PM
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