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2006/03/01
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カテゴリ:世の中の話題から
2月13日付のHOTWIRED JAPANが、アメリカの研究誌に掲載された興味深い調査の話の日本語訳を載せています。

この学術誌、『人格・社会心理学会ジャーナル』によると、
・受信したメールのメッセージの意味合いを正しく捉えている可能性は50%
・送信した人は相手がその意味合いを90%まで正しく解釈していると考えている

ということで、送り手と受け手のギャップがかなり大きい、という話なのです。


この研究を実施したのは、シカゴ大学のニコラス・エプリー助教授(心理学)とニューヨーク大学のジャスティン・クルーガー準教授。

実験方法は、

・学部生のペアを30組作る
・大学構内の食べ物や天気などのテーマに関する20の意見が書かれたリストを渡す
・各ペアの一方が、これらの意見が本気か皮肉かを推測して、選んだ意見を相手にメールで送信する
・受け取った方は、メッセージに込められた意味合いを推測し、同時にその判断にどのくらい自信があるかを示す

というもので、その結果、

・メッセージを送信した被験者たちは、相手が意味合いを正しく解釈する確率は90%と予測
・実際は、受信した被験者たちがその通りに受け止めた割合は50%を少し超える程度だった

ということだった、というものなのです。

この現象に関し、上記のエブリー助教授は
「書き手が、メッセージに込めた意味合いや感情は明確だと往々にして思うのは、書きながら自分が意図する意味合いを頭の中で『聞いて』いるからだ」
「同時に、メッセージを読む方は、そのときの気分や型通りの考え方、思い込みに基づいて無意識のうちに内容を解釈している。それにもかかわらず、被験者たちは、自分たちがメッセージを10回のうち9回は正しく解釈していると考えた」
「こうしたずれの生じる原因は、自己中心性――自分独自の観点を捨てられないという、一部の人が抱える障害――だ」

と説明していて、つまり、メッセージが他人の観点からどのように解釈されるかを想像するのがあまり得意ではない、ということなのです。

また、同記事は電子施策研究所の責任者ナンシー・フリン氏のコメントも載せていて、
「電子メールは非常に誤解されやすいもので、感情的な論争の引き金になるだけでなく、多くの訴訟の原因にもなっている」
「従業員の電子メールが引き金となって、職場での訴訟を争っている企業が多数ある」
 「人々は、本当に信じられないくらい馬鹿げたことを会社の電子メールに書いている」

ということなのですが、うーん、なんだかちょっと心当たりがあるような、ないような・・・・・お互い、気をつけましょうね。(笑)





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Last updated  2006/03/02 03:26:28 AM
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