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カテゴリ:mix-ed up football
阪神のセリーグ優勝に貢献した藤川球児投手。最多登板記録も更新し、年俸大幅アップが期待された。しかし、4800万円増の推定7000万円を提示され、保留した。藤川曰く
「こんなんじゃ中継ぎは出来ない。先発でやるしかない。」 説明すると、金額どうのこうのは全く問題ではないらしく、中継ぎの地位向上を求めているらしい。確かに先発が活躍すると「勝利数」としてチームへの貢献度が見た目で分かる。一方、中継ぎは試合数は分かるものの、勝利数もセーブも付かないことがほとんどのため、貢献度が分かりにくい。でも中継ぎの重要性は、今や誰の目にも明らか。金額の大きさは別にして、査定する人はもうちょっと考えて欲しい。 現地月曜日に今年度のバロンドールの授賞式があった。シーズンは夏から始まって春に終わるのに、バロンドール(とFIFA最優秀選手)はこの時期に決まるのは腑に落ちひんけど、何はともあれバルセロナのロナウジーニョに決まった。ちなみに2位はランパード(チェルシー)、3位はジェラード(リバプール)。 今年2005年はワールドカップやユーロのような大きな大会がなかったから、主に各国リーグとチャンピオンズリーグでのプレー、活躍が判断基準になる。この賞は欧州各国の記者の投票によって選出され、今年はロナウジーニョになったけど・・ 確かにロナウジーニョのプレーは観ていて楽しいし、バルセロナをリーガの優勝に導いた。でも優勝に導いたのならランパードもジェラードも同じ。特にランパードはリーグ戦全試合出場、数々のプレミア記録を塗り替えてチェルシーの優勝に貢献した。しかもチャンピオンズリーグでは、バルセロナに勝利して準決勝まで進んでる。結果だけを見るならランパードの方が上のはず。でも選ばれたのはロナウジーニョ。何故? やっぱり見た目の印象が大きいと思う(顔のことじゃないです)。華麗なテクニックで相手を翻弄するロナウジーニョのプレーは、見た目にも好印象。また、よりゴールに近いところでプレーするロナウジーニョのほうが、ランパードよりもチームへの貢献=ゴールへの絡みが多い。 得点を競うスポーツやから、ゴールの印象が大きく残り、中盤や守備の選手はいくら良いプレーを立て続けに披露したところで、印象は薄くなってしまう。GKは特にそうで、FWは9回ミスしても1回決めればヒーローになれる。でもGKは9回セーブしても1回ミスすれば戦犯扱いされる。この辺のところに今回の、及びこういった賞に守備の選手が選ばれない理由がある。 別にロナウジーニョが嫌いじゃない。むしろ好き。でもロナウジーニョが、FWの選手がゴールを決めれるのは、後ろに中盤や守備の選手がいるから。 チームが勝てるのは、たった1人のせいではなく、チーム全員のおかげ。そろそろ「縁の下の力持ち」的な選手にもスポットライトが当たってもいいんじゃないかな? ほな、また。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.11.30 23:36:42
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