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カテゴリ:Serie A
前回、メディアセットというテレビ会社が、ユベントスと2年300億円の放映権契約を結んだと書いた。
それに対してbeckhamasterさんから、コメントを頂いた。 詳しくはコメントを読んでいただくとして、 何も分からず記事にするのもどうかと思い、 「メディアセット」という会社について、ちょこっと調べてみた。 結果から言うと、beckahmasterさんの言うとおり、 「メディアセット」のトップはベルルスコーニ。 ミランの元会長、そして現イタリア首相のベルルスコーニ。 イタリアの最大テレビ局は国営のRAIで、 2位の座を「メディアセット」と「イタリア・テレコム」という会社が争っていたらしかった。 2001年頃、「イタリア・テレコム」が数社を買収し、 「メディアセット」が、なんとか法っていうのを盾にその買収に反対したらしい。 そして2002年頃に「メディアセット」が「キルヒ」を買収するという噂が挙がった。 優良ソフトを得るために、高額の放映権で次々とスポーツの放映権を獲得していった「キルヒ」だったが、2002年破産申請。 「イタリア・テレコム」との競争に勝つために、 「キルヒ」を買収することで、「キルヒ」の持っているソフトを得て、 巻き返しを図ろうとしたのだろう。 そうなると今回の契約締結も、 競争から抜け出すための優良なソフトがユベントスだったということか。 経済ジャーナリストならここで終わるんやけど、 サッカーファンからすると、やっぱり勘繰ってしまう。 ミランとユベントスは毎年優勝争いをするライバル同士。 そのミランで絶大な力を持つベルルスコーニの会社がユベントスと高額な契約を結んだとなると、裏があると思うのは当然。 その裏を考えると、時期を考えても移籍関係になるんじゃないか。 1月の移籍市場、もしくはシーズン終了後の移籍市場で狙っている選手がいて、ミランがどうしても欲しがっている。 ユベントスもその選手が欲しがっていたらバッティングしてることになる。 噂として、ミランとユベントスの間には紳士協定があって、 片方のクラブが獲得に乗り出した場合、もう片方のクラブは手を引く、というものがある。 実際にそんなものがあるかどうかは分からないが、 もし存在するなら、更にこの契約を結ぶことで手を引くように、汚い言い方をすると、脅す“裏”が存在するんじゃないか。 そこまでしてミランが欲しい選手。 最近ミランの噂に挙がるのは、高齢化が進むDF陣。 カフー、マルディーニは35オーバー。 スタムはミランとの契約終了後、オランダに戻ることを希望している。 つまり若くて優秀なDFを探している。 ここで1番に思いついたのがコンパニー。 アンデルレヒト所属の19歳のDFで、ベルギー代表にも召集されている。 年齢も若く、ビッグクラブがこぞって獲得に参戦してることからも間違いではないと思う。 でもコンパニーの場合、例えユベントスを撤退させたとしても、 アブラモビッチのチェルシーが競争相手にいる。 コンパニー及びその他の条件は別にして、マネーゲームで勝つことは不可能。 若くて優秀で、外国のクラブがあまり参戦してこない、 つまり、イタリア国内でプレーしてる選手ってことになると思う。 噂に挙がっている、これらの条件を満たす選手といえば、キブ。 ローマ所属のルーマニア代表のDF。 FKも得意のキブに、ミランは照準を絞ったんじゃないか。 そういえばちょっと前に、キブの争奪戦になりそうな記事も読んだっけ。 とはいえ、あくまでぼくの勝手な推測であって、裏づけなんてこれっぽっちもない。 単純な「メディアセット」としての経営方針かもしれないし、 “裏”があってもコンパニー、キブ以外の選手かもしれない。 こうやって「誰がどこへ行く」「誰がこのクラブから出たがっている」と勝手に盛り上がるのも、移籍市場の楽しみの1つ。 もう今シーズンが始まって4ヶ月が経ったんやなぁ、 と時間の流れの早さを思う師走のぼくでした。 ほな、また。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.12.28 01:48:55
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