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カテゴリ:Premier League
今シーズンのプレミアも残すところ、約8試合。
シーズンが始まった8月がつい最近のことにも思えるけど、 季節はもう春。 上位では優勝争いやヨーロッパのカップ戦出場枠を巡る争い。 一方下位に目を移すと残留争いが熾烈を極めている。 下位3クラブが自動的に降格するプレミアリーグ。 昨シーズンは最終節まで1クラブも決まらなかったが、 今シーズンは、まだ決まってはいないものの、サンダーランドはほぼ決定。 残り2つの降格の椅子をバーミンガム、ポーツマス、WBAが争っている。 さて降格するクラブがあれば、昇格するクラブがあるわけで。 とその前に、プレミアの下に相当する2部のリーグについて説明を。 名前は「チャンピオンシップ・リーグ」と呼ばれ、24クラブで構成されている。 ホーム&アウェイのリーグ戦を行い昇格3クラブを決めるのだが、 上位3クラブが自動昇格するのではなく、 自動昇格出来るのは1位と2位のクラブのみ。 もう1つの昇格枠を3位から6位の4クラブのトーナメントで決める仕組みに。 まず3位対6位、4位対5位が試合を行い、 それぞれ勝ったクラブ同士で昇格を懸けて決勝を行うのだ。 つまり昇格するためには、 まず6位以内を目標に戦うことになる。 それも踏まえて、まず前節までのおさらい。 前節39節を終わって首位のレディング。勝点は91。 3位のワトフォードが勝点72。その差は19。 残り7試合で勝点差19ということは、 今節レディングが勝てば、残り全敗してなおかつワトフォードが全勝しても、 レディングが3位以下に落ちることはなく、 レディングが昇格を決定することに。 さてレディングはアウェイでのレスター戦。レスターは現在16位。 順位から「勝って当然」と思う気持ちと、 「これで勝てば昇格」というプレッシャーから、 結果、レディングは引き分けを喫してしまう。 ところが3位のワトフォードがミルウォールに敗れ、 4位のリーズも引き分けに終わってしまう。 これで40節を終えて残り6試合。 1位レディングが勝点92。 3位ワトフォードが72のまま。 4位のリーズも72までしか勝点を伸ばせず、差は20に。 ということで、レディングの昇格が見事決定した。 レディングはロンドンの少し西に位置するバークシャー州レディングがホーム。 創立は1871年で、スタジアムはマジェスキー・スタジアム。 レディングはビスケットが名物らしく“ビスケットメン”と呼ばれてきたが、 生産数の減少に伴い、愛称を公募。 その結果、現在の“ロイヤルズ”になった。 ちなみにイギリス王室の離宮ウィンザー城がバークシャー州にあることも、 “ロイヤルズ”と呼ばれる一因になっている。 来シーズンは、創立以来初めてのトップリーグで戦うことになるレディング。 とはいえ、かなりの厳しい戦いが予想されるだろう。 予算面、選手層の厚さ、プレーの質など、 全ての面において、おそらくJリーグ以上に、1部と2部のレベルの差を痛感することだろう。 ただ、今シーズンからプレミアに昇格した3クラブ、 サンダーランドは別として、ウェストハムとウィガンがここまでの戦いを見せるとは、 シーズン開幕前に何人が予想しただろうか? もちろんウェストハムはユースの育成に定評があり、プレミアの経験がある。 またウィガンには、イギリス最大手スポーツメーカー、JJBという後ろ盾がある。 おそらく来シーズン開幕前には降格候補に挙げられるのは間違いないレディングではあるが、 実際に降格するかどうかは、来シーズンが終わってみないことには分からない。 事実、ウェストハムやウィガンの例もある。 レディングがどんなクラブなのか、正直全く分からない。 でも勝点差から見ても分かるように、チャンピオンシップを独走しているということは、力があるってこと。 創立以来初のプレミアとなるレディングの挑戦に今から期待したい。 ほな、また。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.27 00:25:56
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