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テーマ:サッカーあれこれ(19844)
カテゴリ:Premier League
通算100ゴールまであと1つと迫るなど、ここ最近は好調を維持している我がユナイテッドのルーニー。その要因としてベルバトフとのコンビネーションが合ってきたことと、カペッロの助言が挙げられるのではないだろうか。
選手層という点では文句なしのベルバトフ獲得ではあったが、昨シーズンの攻撃力とコンビネーションを考えればルーニー、ロナウド、テベスのトリオを崩してまで獲得する必要があったのかが疑問であった。アンリ加入によって“ファンタスティック・フォー”と名付けられたバルセロナと同じ道を辿るのではないか、そんな危惧があったのも確かだ。 だが試合が進みにつれてベルバトフとルーニーの息は徐々に合うようになってきた。常にポジションチェンジを繰り返しながらスペースを作り作られボールに絡むテベスとのコンビネーションと違い、ある程度前線に張りボールをキープ出来るベルバトフとのそれの方がよりルーニーの攻撃性を高めることができ、かつクールな殺し屋のような風貌のベルバトフから繰り出される優しく華麗なパスがルーニーの得点力を高めている。 ただそれはファーガソンだけに教えられたものではない。 昨シーズンまでのルーニーは、攻撃はもちろん守備においても自陣ゴール前まで戻るなど、自らの持久力・走力を活かしてチームに貢献していた。だが守備に追われるということは相手ゴールからの距離が遠くなるということでもあり、ロナウドの活躍もあったがルーニーの得点数は決して満足できるものではなかった。 イングランド代表監督のカペッロもその辺りは分かっていたのだろう。どうすればルーニーの相手ゴール前でのプレー時間を多くすることが出来るのか。そこでカペッロは長らく代表から遠ざかっていたヘスキーをルーニーのパートナーに指名し、ルーニーに対しヘスキーとの距離を密に保つように指示したのである。これまでならクラウチがそのポジションを担うべきなのだろうが、クラウチならどうしても高さがファーストチョイスになってしまい、また線の細さもイタリアでの指導が長いカペッロのお眼鏡には適わなかったのかもしれない。いずれにしろへスキーとのコンビによって代表でもゴールを重ね、ワールドカップ予選4連勝にルーニーが大きく貢献しているのは確かだ。 古巣エバートン戦では相手ファンからのブーイングに対しクラブのエンブレムにキスをし、またギグスを引き合いに出しながら「望まれる限りこのクラブでプレーしたい」とユナイテッドへの絶対的な忠誠心を示す一方で、マンチェスターのカジノにおいて自身の週給に相当する額を約2時間で使い果たし、先日のウェストハム戦では頭を綺麗に剃り上げるなど色々と世間の注目を集めるルーニー。10月24日でようやく23歳になった彼はピッチ内でもピッチ外でもまだまだ発展途上である。 ほな、また。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.04 19:41:32
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