タンゴ@シアターコクーン
11/20(土)13:00@シアターコクーン作/スワボミール・ムロジェック翻訳/米川和夫・工藤幸雄演出/長塚圭史 美術/串田和美 照明/小川幾雄出演/森山未來、吉田鋼太郎、秋山菜津子、橋本さとし、辻萬長、片桐はいり、奥村佳恵席が1階の後ろのほうだったせいか、私自身が疲れていたせいか半分くらいうつらうつらしてしまいましたのでちゃんとした感想を書く資格はありません・・・が、忘れないうちに。とにかく、台詞量が膨大。どうしようもなくダメな家族を未來くん扮するアルトゥールが言葉や行動で説得?更生させようとする話(かな?)さとしさんが予想通りの役回り。アルトゥールの婚約者アラは、「ガラスの仮面」の亜弓さん。ダンス場面でもあるのかと思ったら、芝居のみでした。あの役には荷が重過ぎるかも。押し出す力が強すぎるのかな?(見た目も)未來くんと同じような空気を纏う女優さんだったら、もっと面白かったかも。誰って思いつきませんが。黒子として登場する長塚さんがあまりに存在感ありすぎるのでちょっとくどく思えました。それも狙いか・・・とくに最後。ちょっと観客に対して挑戦的な態度に見えます。カテコもなく音楽が終わるとともに客電がつく。こういう終わり方も観客に媚びていないということかな。辻萬長さんと網太郎さんのタンゴは、萬長さんが体が柔らかくなかなかカタチになってました。以前見た常盤さんのタンゴのように思わず笑ってしまうようなことはありませんでした(失礼)。こういう種類の舞台を見る元気がもうなくなっているのかも・・・