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テーマ:DVD映画鑑賞(13600)
カテゴリ:音楽
「名前はトーマス・ジョン・ダウド、1925年10月20日マンハッタン生まれ・・・」 自己紹介から始まってご本人の語りと共に 様々なミュージシャンが登場して証言する音楽ドキュメンタリー映画。 タイトル通りにデレク&ドミノスの名曲「いとしのレイラ」を ミックスはもちろんプロデュースしているトム・ダウドは 伝説のサウンド・エンジニアとしてミュージシャン達からの信頼も深かったようです。 初めてスタジオに入ったのは1947年。録音機も初期の機材だったそう。 始まりはジャズの時代になるのでしょうか。 この映画は「レイラ」の事だけでなくトム・ダウドが関わった仕事から アメリカ音楽の歴史とも言えるくらいの様々な音楽と 録音技術の歴史までが記録されていたんです。 クラプトンファンでもあるのでこの映画のタイトルがずっと気になってました。
BSTBSで放送している“SONG TO SOUL -永遠の一曲”で 今月“いとしのレイラ”が取り上げられてその中でトム・ダウドの話も出てきて 見たくなってまだ止めてなかった TSUTAYA DISCAS でレンタル。 白黒映像で出てくるミュージシャン達がまた凄い人ばかり。 アトランティック・レコードでの仕事は ジャズから始まりレイ・チャールズやオーティス・レディング ギターに名を残すレス・ポールまで見ごたえありますよー。 忌野清志郎がアメリカまで行って一緒にアルバムを制作した スティーブ・クロッパーの姿もオーティス・レディングのバックにしっかり映ってます。 そしてなんと言っても“いとしのレイラ”のエピソード。 この曲でエリック・クラプトンとギターを競演するデュアン・オールマン。 デュアンとクラプトンの出会いにもトム・ダウドが関わっているんですねー。 会う前からお互いを知って意識していた二人のギタリストだったようで デュアンのバンド、オールマン・ブラザーズバンドのライブにクラプトンが行って 最前列で見ているのに気付いたデュアンがギターソロを途中で止めてしまった なんて話がいいわー。二人は子供のように見つめ合ったんですって。 “レイラ”の発売は1970年でデュアン・オールマンは1971年事故で亡くなってます。 映画の最後の方で“レイラ”の録音を聴きながらトム・ダウドが 当時を思い出してミキシングするシーンがあるんです。 音の説明をしながら音を調節して、 「初めてミキシングするような気分だ。最後までやってしまおう、こいつは参った」って。 ピアノと音符柄の素敵なシャツを着ている録画はいつのかな。 彼は2002年10月に亡くなっていてこの映画は2003年制作です。 ここまで書いて予告動画もあるこの映画のサイトを見つけてしまった。 プロダクション・ノートとかある。こいつは嬉しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.08.17 16:18:19
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