カテゴリ:グググのグ(石狩)
石狩管内女性農業者ネットワーク“グググのグ”今年度のフォーラムを開催しました。 今年も午前は料理の実習や加工体験。 これは千歳自慢の芋もち作り、芋もちとは思えないなめらかなおいしいお餅ができます。 このほかに8品ほどの実習がありました。 ミーヤンも「キャベツのキッシュ」を作っています。 その他持ち寄りのお料理や漬け物で豪華バイキングをしました。 今年は白米の食べ比べもして、「ななつぼし」「ほしのいめ」「おぼろづき」そして「赤毛」 赤毛 稲は、古く江戸時代以前から、和人の渡道にともない栽培された可能性がありますが、記録としては、慶応2年(1866年)、道南の一部で作付られていた東北産「しらひげ」という品種が冷害のため全滅した折、そのなかに突然変異の赤いのげをもつ稲のみが結実していた、と言うのがあります。 明治に入ってからは、中山久蔵が渡島の大野村(現道南農試所在地)から入手した種籾で、島松沢の水田で試作に成功し、180キログラムの米を収穫しました(明治6年~1873年)。この種が最初の優良品種(明治38年決定)「赤毛」となりました。この赤毛から「坊主」をはじめ多くの品種が選別されました。 当時、開拓使は欧米型の畑作農業を考え、水稲栽培を禁止していました。しかし、人々の米に対する愛着、熱望は強く、北海道でも安定して作れる品種を創ろうと多くの人が努力をしました。特に、初期は、農民が水田の中から、特徴ある突然変異株を発見し、その優秀性を確かめて増殖し、広がっていったのです。この様な民間育種の時代が長く続いた後に、国・道による育種の時代が始まりました。 この赤毛を中山久三が栽培した島松沢で今も守り続けている人がいます。 そのお米を持って生産者が参加してくれました。 クラーク博士が 有名な“青年よ、大志を抱け・・・”と言って学生たちと別れたのもここですよね。 このお米、炊き方がいいのか結構甘みがあっておいしかったですよ。 今は在来種も見直されています。 今一度花を咲かせてほしい気がしますね。 つづく・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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