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2012年08月24日
カテゴリ：小説すばる2012年
小説すばる2012年9月号
なしくずしの、アイラブユー 東山彰良 偏差値三十台のヤンキー高校に通う俺。 あと一日でも休んだら退学という、瀬戸際なのだが・・・。 （小説すばるより転載） 中学三年の時は偏差値六十の高校のA判定をもらったこともある「俺」翔太。 今では偏差値三十台の高校に通っているのか、通っていないのかわからない状態。 そんな翔太のある日を描いた短篇です。 目標も目的もない、日々ただただ生きているだけの高校生・翔太。 同じ高校の野球部の楠瀬が持ってきた話で意外な展開が。 友達も「族」だったり、「組」関係だったりと、 なんだかな、という連中ばかり。 ずいぶんと荒んだ話ですが、語り口がひょうひょうとしているので、 あまりすさんだ感じにはなっていないです。 最後は翔太にとってかなり辛い結果になってしまいます。 それでも「生きて」いかなければならないのが人生。 翔太はもう少しがんばれそうですね。 大荒れだけど、友達に恵まれている青春小説でした。  【送料無料】小説すばる 2012年 09月号 ［雑誌］ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2012年08月24日 23時05分17秒
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