カテゴリ:小説すばる2017年
小説すばる 2017年2月号
汝、地の肉を獲れ。 第二十三回 内澤旬子 鹿や猪が増えすぎているので、 狩猟で減らそう、という動きがありますが、 内澤さんの話を読んでいると、 事はそう簡単にいかない、と思い知らされます。 野生動物を捕るのも大変だし、 捕獲した後、殺すのも、解体するのも大変。 夏場に鹿を屋外で解体すると、 ハエが群がってくる話なんかは、 実際に行っている方でないと出てこないですよね。 内澤さんが住んでいる小豆島で、解体処理場を作ろうと 思って自治会にお伺いをたてると、 反対意見が上がってくる。 一人でも反対されると、自治会としては 解体処理場を作らないでください、 と通知せざるを得ない・・・。 地域のことも考えないといけないので、 本当に一筋縄ではいかないですね。 各地の猟師さん、野生動物を解体している人たち、 頭が下がります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年02月17日 00時11分50秒
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