カテゴリ:小説すばる2018年
小説すばる 2018年2月号
類 第二回 朝井まかて 手狭な案外便利だ。 類は父と暮らした本郷千駄木の家を離れ、 渋谷の屋敷町で、母と姉と暮らしていた。 (小説すばるより転載) 森鴎外の息子・類の話。 森鴎外が死去した後、 国士舘の中等部に入学する類。 千駄木から通うのは遠いので、 渋谷に引っ越してきた。 しかし、相変わらず学業は冴えない・・・。 森鴎外の遺言が明らかになるが、 妻・志げにはほとんど遺産が残されず、 子供たちが遺産を受け継ぐ。 志げは、 森鴎外の先妻の子・於菟とは折り合いが合わず、 娘・茉莉は離縁される。 そして類は学業不振で中学中退(とほほ・・・) 志げには辛い出来事ばかりですね。 森鴎外も、子供達には潤沢に遺産を残しましたが、 妻の志げには意外と冷たかったですね。 やっぱり女性は冷遇される時代だったんでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年02月02日 00時07分36秒
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