カテゴリ:小説すばる2018年
小説すばる 2018年10月号
ヴェスタの半神 吉田エン 日高見市は都市機能の殆どが情報化され、 管理されている。機密という名の扉で 隠されているシステム・ヴェスタに・・・。 (小説すばるより転載) 10月号の小説すばるに特集されている SF短篇は難しいのが多く、 私には理解不能なんですが、 これだけは何とか読めました(^^;) 巨大コンピュータ・システムであるヴェスタに 何から何まで管理されている日高見市。 個人も、一日のカロリー、歩数、 取得カロリーまで把握されていて、 ヴェスタが色々アドバイスしてくる。 便利と言えば便利ですが、 おせっかいといえばおせっかい。 技術者の渡辺は、直属の上司・重里に 睨まれながら、仕事をしていた。 管理システムへの反感から、 些細な抵抗を始めた渡辺に ある出会いがあった・・・。 話の流れ的には、素直に進みますが、 最後のオチが凄い。 映画〇〇〇〇〇〇のような話で、 あっと言わせます。 この話は極端ですけど、 アマゾンのお勧めとか、 スマホの位置情報とかを思うと、 現代の社会は 結構怖い状態になっていますよね。 AIと集中管理はいいのやら、悪いのやら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年10月05日 00時08分47秒
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