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2023年11月01日
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カテゴリ:小説すばる2023年
小説すばる 2023年11月号

日月潭の朱い花 前編 青波杏

台北でシェアメイトのジュリと暮らすサチコ。
古道具屋で見つけたトランクをきっかけに、二人は・・・。
第35回小説すばる新人賞受賞後初連載作、遂にスタート!

(小説すばるより転載)

「楊花の歌」で小説すばる新人賞を受賞した青波杏さんの小説。
前編、後編のようですが、
前編だけでも、すごく多いページ数で読み応え充分。

2013年の台北を舞台にした小説。
台北で日本語学校の教師をしている長澤サチコは
街で出会ったジュリを「拾って」
今は一緒に住んでいる。

長澤サチコの過去やジュリの過去も
次第に明らかになる。

途中で唐突に桐島秋子という人物の昭和十六年の日記が
挿入されて戸惑います。

日記は謎のまま話が進み、ジュリがプレゼントしてくれたトランクの
中から大きめの封筒が出てくる。

その中には・・・。

台北の描写を詳しく描きながら、
百合も匂わせ(お得意?)、
謎解きに持っていく、という構成。

謎がかなり興味深くて、早く後編が読みたいですね。











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最終更新日  2023年11月01日 00時08分11秒


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