鼻血チョコ
黒 です。千葉に住む友達がすごい高級そうなチョコレートをくれた。実際高級なのかはよく解らないが、横文字の店名のチョコレートは高級そうだ。ってか、私はこのメーカーを全く解らない上、名前が読めない。変な文字でなんだかとかって書いてあるからです。ロッ●や、明●のアーモンドチョコ、特に大袋入りの代物とは全く異なり、箱の中で整然と鎮座ましますチョコレート。先ずは、見慣れないものに対してやる儀式、臭いを嗅ぐ。・・・甘いチョコレートの臭いだ。多分、これはチョコレートで、レンガじゃない。一個食べてみる。まず、恐る恐る角を囓る。・・・チョコレートだと思われた。ぱくっと食べる。元々一口大だから。・・・やっぱりチョコレートだ!しかもなんだか美味しい!高級っぽい美味しさ!←どういう美味しさなんだかは不明。別の種類も食べてみる。全5種類なので、一個ずつお行儀良く食べる事にする。ところが、とんでも無いことが起こる。3つめを食べていたときにその異変は起こった!ふと、つーっと鼻水とおぼしき物体が伝う。今まで鼻出てたわけでも無いのになんでなんだ?慌ててティッシュで受け止めると、それは、鼻水でなくて、真っ赤っかな鼻血!しかもなかなか止まらない!仕方が無いので、鼻血を押さえつつ4つめを食べていたら相方が帰ってきて言いました。「鼻血止めるか、食うか、どっちかにしろ!」・・・ごもっともです。でも、なかなか止まらないので、結局5つめも食べました。鼻血だしながら。ですから、4つめと5つめは微妙にそんなに美味しくなく思いました。って当たり前か?その時は、たまたま、その時鼻血が出たんだと思いました。しかし、次の日。牛乳を用意して、いそいそと高級チョコに手を伸ばす私。きっと、牛乳と食べるともっと美味しい!そう思ったからです。・・・しかし。今度は、2つめを食べている時に、不意に牛乳のカップに赤いものが広がったのです・・・汚ねぇ!けど、仕方ありませんよ、また、鼻血。ここで、私は、大いなる疑いを持ったのです。まさか、このチョコレートは「鼻血チョコ」なのでは・・・?自分で実験する勇気はもはやありません。そこで、何人かの顧客に食わせてみると言う暴挙にでたのです。訳を言って、顧客にチョコを食わせる。みんな、「ふぅ~ん・・・」とか言いながら、気楽にチョコを口にする。「うん、美味しいじゃん。これ、みんな食べて良いの?」そうですよ、最初の反応はそうでなくっちゃ!ウチの客は甘いものが好きなヤツが多いので、パクパクチョコをみんな口にする。私は、その様子をティッシュを握りしめて見つめていた。しかし、みんな、5個以上食べても鼻血出さない。これは、どういう事なんだ?!「多分、たまたまだろうから、黒 も一緒に食べようよ?」と、ある客が言う。私も、安心して手を伸ばす。しかし。私は、今度は一個食べただけで、鼻血ブーになったのだ!しかもお客の前で!!「あれれ・・・?これって、黒 にだけ効く毒みたいなチョコだったんだね。」と、鼻血を押さえる私を見ながら、彼らはチョコレートを悠然と頬張るのでした・・・さあ、キミのところにも行くかもよ!「鼻血チョコ」!!何故なら、私は「鼻血仲間募集中」の身なので!よろしくね。