続ビビリＭＩＸ日記

幸せを掴んだワンコ達の傍らで　亡くなったワンコもいます





　性格穏やかな　小柄で可愛いワンコでした





7/7 他の保健所からきました

そこでは性格の良さから譲渡対象犬となりましたが

検査したところ重いフィラリアが判明した為

譲渡対象から一転して　処分場へと仕分けされました



管理所に到着したとき　咳き込みが激しかったそうです

心臓の悪い子を動かすのは危険と思い

私はお散歩を遠慮していましたが

静かに寝たり　起きて座ったり　私が見る限りでは　

苦しそうに咳き込む様子はなかったです



　



ただ　食欲は無く下痢が続いており

初日は立って人に近寄ることもありましたが

翌週には　動いてアピールすることも

鳴いて訴えることもなく

人懐こい瞳で静かにスタッフを眺めていました

苦しかったのでしょうね




もたれかかる姿勢が楽だったのかな　よくこうしてました　



亡くなる前日

食欲の無いこの子のために　ハッピーテールさんが

仔猫用のミルクを入れてくれました








作業が終わり施設の扉を閉める直前

鉄柵にもたれ犬舎の壁を見つめていたこの画像が

わたしが見た最後の姿になりました





　　




7/17 ボランティアさんの腕の中で息を引き取りました

管理所に来て１１日間　頑張りました

苦しいガス室ではなく　人の温もりを感じながら

お別れできたことは救われる思いです




うちの希（きい）を迎えたときも

フィラリアで苦しんでいました

一年半の治療を経て状態も落ち着き

この春　フィラリア陰転を迎えられましたが

当時は　苦しそうにやっと呼吸している状態

眉間にしわを寄せて横たわっていた姿が

この子と重なります　消えてしまいそうに思われた命でした








この子にも適切な治療を受けさせたかったけど

間に合いませんでした

救いたいというパワーが足りなかった

これまで頑張って耐えてくれたのに

何もしてあげられなくてごめんなさい



次の週　どこかでひっそり休んでいるような気がして

姿を探したけれど　もうその気配はありませんでした



全てを受け入れるような静かな眼差しを思い出します

本当に穏やかないい子でした