会津むかし野菜(在来固定種) 「会津余蒔ききゅうり」
■特徴(由来・歴史等) 会津の伝統的な在来種の会津余蒔きゅうり。昭和20年代まで会津地内で栽培されていましたが、その後栽培が途絶えてしまいました。 2008年当時、ジーンバンクに保存されていた種を、福島県の農業総合センターが取得し栽培実験をしておりました。 その後、福島県スローフード連絡協議会で種を譲り受けたことにより、60数年振りに再び会津余蒔きゅうりが復活することとなりました。 余蒔の名から、6月以降直ま播きで、霜が降るまで収穫する露地栽培としてつくられてきたものです。 とげとげしく見た目はゴーヤか瓜に似ているが、食感はとても柔らかく、濃厚な味が特徴。しかし、発芽率が悪く、収穫量が少ないため、戦後栽培面積が激減し絶滅してしまったようです。 現在では、4軒の農家が栽培を継続しているのですが、採算性は今のところ見えてこないのが現状です。