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カテゴリ:投資に関するもの
おはようございます。
みなさん、アセット・アロケーションという言葉をご存じですか? 簡単に言えば、資産と負債(バランスシート)についての人間ドッグみたいなものです。 企業の決算みたいなものと言ってもいいかもしれません。 それに対して、家計は収入と支出の定期健康診断です。 年に2~3回、自分のバランスシートを見直すようにしています。 アセット・アロケーションをする日の時価での銀行残高、株式の残高、借金(それが、良い借金であれ、悪い借金であれ!)などをすべてエクセル上に打ち出し、合計を出します。 そして、それらをいくつかのグループに分けます。 例えば、ボクは(1)流動性資産(現金、普通預金など) (2)日本株式 (3)日本債券 (4)外国株式 (5)外国債券 (6)その他の資産(流動性が低いもの、不動産など) に分けています。 (1)~(6)をすべて持っている必要はありませんし、分け方は自由です。 分けたグループのそれぞれの合計を総資産で割ると、それぞれの比率が出てきます。 その比率の数字を自分のライフスタイルや、ほしい未来に合うように調整をしていきます。 例えば、今回のアセット・アロケーション後 ◆キャッシュ・フローを作るために流動性が低い(6)の資産の比率が高まったので、この比率は上げない方がいいと考えています。 ◆反対に、(2)の株式や(5)のFXといった収益性と流動性が高い資産の比率が低くなったので、(1)の預金の一部をそれらに回し、(2)で言えば日経平均が大きく調整→反発し始めたとき、(5)で言えば対円の通貨が円高→中期トレンドで<買い>の<押し目>になった段階で買っていくための準備として、資金決済口座に移しておこうと考えています。 つまり、大きな方向性をもった投資計画がここでできました。 アセット・アロケーションの結果、いま動かせるお金がいくらあるかが明確になります。 その結果、「ほしい未来」に運んでいってくれる投資チャンスが「ピン!」と来たら、「パッ!」動ける状態になります。 そして、この準備とチャンスが握手したところに、「ほしい未来」へつながる道が開けてくるんです♪ === ちなみに、こうした資金管理の手法は、内藤忍さんが書かれた「資産設計塾」を読みながら独学で身に付けました。 結構、できるものですよ。 「投資は計画ですよ」とボクがセミナーで言っているのは、こうしたアセット・アロケーションのことも踏まえてのことです。 === 「わたしには、アセット・アロケーションをするほどのお金なんてないよ」と思っている限り、残念ながら、投資チャンスを活かすことはできません。 支出のコントロールなど、お金をきちんと管理するための手法を学ばなければ、投資資金は作れません。 逆に、500円でもきちんと管理する習慣を身に付けることで投資資金を作ることができ、チャンスを活かせるようになります。 ・・・と偉そうに書いてますが(笑)・・・ 「金持ち父さん」シリーズをはじめ、資産を築いている人たちは、お金がなかった頃からお金の管理の手法を真剣に学び、必要なことを一歩一歩積み上げているので、それをマネしているだけです♪ でも、そのプロセスを通して、本当の意味での「資産を作る」ということが理解できるようになりました。 === 資産を築くのに、いま持っている額は大切ではありません。 大切なのは、いま持っているものをどこに向かわせようとしているかです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年01月08日 07時49分31秒
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