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テーマ:ニュース(99486)
カテゴリ:事件・犯罪
大腸癌の母親を暴行し、放置したあげく死なせたという息子のニュースをやりきれない思いできいた。
老人は自宅で最期を迎えるのが幸福だ…という人は多いのだが、社会の実態はどんどん変わっている。 今の時代、親子同居といっても、実はこのニュースにあるような老人と成人した未婚の子供という組合せの方が多い。子供や孫に囲まれての三世代同居というのは本当に少ないし、もはやそういう時代でもあるまい。 そして老親と同居する配偶者のない子供というのは、同世代の人に比べて生活力のないケースが多い。つまり生活力のある兄弟はとっくに家を出てしまって、安定した職業や十分な収入をもたない子供が老親とともに実家にとどまるというのが多いのである。 老人への家庭内虐待が問題となっているが、老親と子供との「同居」といってもその実態が昔とは変わってきていることを前提として論議していく必要があるのだろう。 老人にとって親子同居が幸福かといえば、必ずしもそうではない。 自宅で死を迎えることが幸福かといえば、それもそんなことはない。 狭いアパートで病気で下の世話が必要となった母親をもてあましていった息子のやりきれなさもわかるし、その息子をかばうため誰にも訴えずに庭先で寝泊りしていた母親もせつない。 この事件についても、今の日本で波のように広がっている貧困、ワーキングプアや不安定就労の問題をみてしまうし、高齢化社会の現実についても考えてしまう。 この母親は癌がすでに肝臓にも転移している状態だったという。 本来であればとっくに入院が必要な状態だったのだろう。 ※※ 今回の大連立騒ぎの背後に某マスコミ人がいたという話がある。 マスコミというのは不偏不党だったはず。 マスコミ関係者が政治を動かそうとするのはルール違反ではないのだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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