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テーマ:ニュース(99440)
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あの学習院の問題についての宮内庁の発表にとてつもない違和感を感じてならない。
いくら「たわいもない話」と前置きをしたにせよ、男の子の乱暴な行為を例をあげて発表する必要があったのだろうか。小学校2年生の行為をいい年をした大の大人の役人があげつらうのって何か変…。宮内庁の発表がそのまま事実だとしても、廊下をすごい勢いで走る、乱暴にカバンを投げ出すなどは小学校の低学年の男の子の行為としては普通の範疇に入るのではないか。 そしてそんな宮内庁の発表をうけ、やはりというかある有名人が「愛子様を狙っての乱暴だったら、これは日本の危機」なんていうコメントを出している。小学校2年生の男の子が乱暴にカバンを放り出すのがなんで日本の危機なのか。こうなると、その男の子の方が気になってしまう。マスコミに実名はでないにしても、いずれその男の子は特定されるだろう。このまま学校にいられるのだろうか。親が嫌がらせをうけるというようなことはないのだろうか。 親王や内親王の御学友や後輩というブランドイメージで学習院に子どもを通わせたがる親もいるかもしれないけど、そんな御学友になるのって、もしかしたらとんでもないリスクと背中合わせなのかもしれない。 http://news.livedoor.com/article/detail/4641937/ ※ そしてもう一つの気になるニュース。 ある介護士が介護をしている老女のトイレシーンを動画サイトに投稿したという。 本人は「親しみの気持ち」でトイレシーンを撮影したというが、じゃあ、この人は誰かが親しみの気持ちで撮影したいといえば自分のトイレシーンを撮影させるのだろうか。 介護は慢性的人手不足の職場で職員の待遇も酷い。 あのグッドウィル事件では介護保険の費用で社長は田園調布の金満生活、介護労働者は糞まみれの職場で人材派遣業者のピンハネによる低賃金にあえいでいたが、実態はあれから改善されたのだろうか。そしてまた、今回の事例では、件の介護士は19歳の女性だったというが、いったいどういう経緯で介護士になったのか、彼女の待遇はどんなものだったのか、そのあたりも気になる。 ※ 総理は失業対策として介護を通じての雇用創出を図るという。 実際にも、自治体では、職業訓練費用や生活費を給付して介護士資格の取得を補助する事業も行われている。 この厳しい時世だ。他に生計の途がなく、仕方なしに介護という職場を選ぶ人も多くなっていることだろう。 でも介護の仕事は誰にでも向いている仕事というわけではない。 仕事が合わず、そしてその待遇や職場も夢や希望の持てるものでなければ、鬱屈した気持ちをどこかにぶつけたくなるのも人間の心理として当然である。そしてまた、その鬱屈というものが、身近な弱い者に向けられることもたやすく想像できることであろう。 ※ このニュースをみて、たまらなくいやな気持ちになるのは、もしかした入所老人に対するいじめや嘲弄という行為は、多くの施設で日常化しているのではないかと想像させられるからである。 施設ではこの女性職員を厳正に処分するといっており、警察も名誉毀損容疑で捜査を行うらしい。しかしながら、厳正な処分や刑事手続…そんなものでは何の解決にもならない。 かえって、ただでさえ深刻な介護現場の人手不足に拍車がかかるだけだろう。 せめて介護の現場だけは人材派遣の跳梁からはずし、あのグッドウィル社長のように介護をくいものにする輩の入り込む余地をなくすとともに、介護保険料のアップがそのまま介護労働者の処遇改善に結びつくような仕組みづくりができないのだろうか。 もしかしたら、この介護という分野は、公務あるいはそれに近い公共部門で行わざるを得ないものなのかもしれない。かつての公教育のような公介護…そういうのは夢物語なのだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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