大いに世人の注目を集めている座間市の大量死体損壊事件…というか大量殺人事件について書く。事件の全容は不明なのであるが、現時点の報道でみるかぎり、容疑者の男は外面的には異常ではなく、入院歴やひきこもり歴もない。ともかくも、大人になるまで普通に生活していたことから、サイコパスとは考えにくい。そしてまた、快楽殺人としてこの事件をみた場合、違和感があるのは、死体処理の手際の良さ、それもクーラーボックスに保存という職業的な手際のよさである。すでにネット上では何人もの方が指摘されているのであるが、臓器売買が背景にあるというのも説得力がある。ただ、ここで疑問が出る。移植医療に使う臓器というのであれば、医療機関の関与がなければできない。日本で移植医療を行いうるような医療機関で、そうした闇のネットワークに関与しているところがあるというのだろうか。病院側がドナーについて不問に付してそうした手術を行っているとは考えにくいし、場合によれば病院だって刑事責任を問われることにもなりかねない。事件の詳細を知りたいところである。
それにしても、無職の男がなぜアパートを借りることができたのか、入居直後から殺人を繰り返していたというが、アパートを借りたのは最初からそれ目的だったのか。これもわからないところである。このアパートは今後どうなるのだろうか。この部屋はもちろん、他の部屋も空室になっていくのではないか。大家さんは大変だろうな…と思う。アパート経営はうまくいけばよいが、こんなリスクもある。空室になって家賃は入ってこないのに税金は容赦なくかかってくる。取り壊すのにも費用がかかるし、いわくつきの土地になってしまったので、更地になっても買い手が現れるとは限らない。その昔、幼女連続殺人事件があったが、犯人の男(おそらくサイコパス)は自宅の部屋で殺害した幼女の死体を解体していた。その自宅だったという場所は今でも更地のままで買い手はなかなか見つかっていないようである。
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