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テーマ:ニュース(99487)
カテゴリ:時事問題
台湾地震の報道で一番印象的だったのは避難所の映像であった。場所は体育館かどこかだと思うのだが、テントが整然と並んでいる。これが震災から数時間後のものだというので再び驚いた。避難所といえば、雑魚寝の映像が普通だと思っていたし、これでも暴動や混乱が起きないだけましだと思っていたのだが…。 ※ 紅麹を使用したサプリの被害が広がっている。高齢者はものを買わないというが、健康不安は高齢になるほど多くなる。そこそこの値段で安心を買うサプリというのは有望な市場なのだろう。実際、サプリの売り上げはここ数年で増加しているという。ただああいったものは一種の気分消費であるし、買う方もたぶんそれはわかっている。もしかして毒にも薬にもならないのかもしれないが、毒になることは絶対にないという最低限の安心感があるので買う。だから今回のサプリ被害は当の製品のみならず、サプリ市場全体に影響をするかもしれない。 特にサプリのうち、機能性表示食品は国が安全性や機能性の審査を行っているわけではなく、届け出た情報をウェブサイトで公開しているだけだ。そうしたものは素人がみてもわかりにくいし、おそらくそのサイトを見る消費者は少ないのではないか。よく宣伝している商品だから買う、一流企業の商品だから買うというのが実態だろう。機能性表示食品というように食品と銘うっていても、錠剤やカプセルになっていれば機能も安全性も、素人が判断するのは不可能である。 そしてまた、製薬会社の方もサプリで稼ぐことを覚えると地道な薬品開発に手が回らなくなるということがあるのかもしれない。薬品を世に送り出すのには大変な手間がかかるのだが、機能性表示食品は会社の信用と気の利いたネーミングや広告の仕方で売れる。今度の騒動はサプリ市場そのものの曲がり角になるのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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