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カテゴリ:キリシタン
【会津の不思議な木像】 前述までの墓地がある村にあるお堂の中に祀られていた木像です。木製の格子戸から撮りました。頭部に被せられた帽子のようなものに気になる刺繍がしてあります。一体何を表しているのでしょうか。 この像はこのお堂の須弥壇に祀られているのですが、正面には別の像が祀られています。顔の部分は白く塗られていたようです。会津ではこうした顔の部分が白く塗られている観音菩薩像があるので、もしかすると観音菩薩像なのかもしれません。 このお堂のことは『新編会津風土記』には載っていません。「馬頭観音堂」があったと記されているのですが、建てられている場所がまったく異なります。このお堂に関しては、『新編会津風土記』に記されている場所が誤記であるとは考えられません。『新編会津風土記』には、「馬頭観音堂」は村から離れたところにあると記されていますが、このお堂は村の中心部にあります。 そして、「馬頭観音堂」に祀られていた像は、近年になって村から少し離れた別のところに移されたと、市町村史にしるされていました。しばらく前に書かれた市町村史ですが、独自の資料を用い、集めた伝承をかなり細かく記してある市町村史です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.10.28 14:12:51
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