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カテゴリ:同窓会「赤い鳥」
児童書というジャンルの作家たちほど明確に読者層を想定している物書きはいないと思います。 正直に白状すると 幼児むけの絵本はあまり得意ではありません。 ピーターラビットもミッフィーも 物語として年取ったわたしには魅力的には映りませんでした。 絵としてのまた英語本文のリズムの美しさはまた別の話ではありますが。 いもかんのしあわせを紹介します。 私はいもかんのしあわせの感想を周囲の子どもに聞きました。 高校生は比較的好印象で受け入れてくれていました。 絵がかわいいとさっそく似顔絵を描いてくれる子もいました。意外なのは女子よりも男子の方にうけがよかったことです。 小学生には好印象を与えたようです。 とくに低学年は真剣に時間をかけて読んでいました。鹿児島はサツマイモの本場なのですが、どのように栽培されるかは知らない子が多かったのです。彼らはちいさい頃から芋掘りはよく経験しているのですが、それはすでにほられる大きさまで育ったサツマイモですから。 強敵は中学生です。 優等生的な答えを話す子。ストーリーを追いかける子。へえという感想の子。 反応はさまざまですが。彼らのほとんどは文字を追うだけで絵を見てはいないように思いました。年代的に絵本から最も遠い世代なのかも知れません。 おかあさん方には 受け入れられていたと思います。特に小学校入学前の小さい子を持ったお母さんは、実際に絵本を与えようとおっしゃる方が多かったです。本来絵本は子どもの近くに置いておくものということを知っておられる世代だと思います。 いもかんのしあわせを鹿児島でも置いてある書店を二軒みつけました。 全国の本屋さんにも並びはじめたのではないでしょうか。 そのタイミングで今紹介します。 p.s. この絵本の作者かんのれいこさんはブログをやっておられます。時間があれば直接メールなどできるのではないかと思います。 ご迷惑にならないようにお願いいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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