「新型水着」の基準・・・入江の日本記録は世界未公認?
入江選手の水着がFINA不認可でも、「日本記録」は公認だとか。(2009/5/21Yahoo!産経) 【国際水連(FINA)が19日に公表した認可水着の結果が波紋を呼んでいる。日本水連は20日、日豪対抗男子二百メートル背泳ぎで世界新記録をマークした入江陵介(近大)の記録を日本記録として公認することを明らかにし、たとえ世界記録として公認されなくとも取り消さない方針で、場合によっては日本記録が世界記録を上回るねじれ現象が起こる可能性も出てきた。】 去年の「スピード社水着」に対抗して、各社が性能を競い合ってる結果でもあるけど、そもそも「世界一」を狙うなら、最初から「公認水着」で臨むのが本筋で、 「見切り発車」してから、「アウトではかわいそうだから、日本記録だけは認めてやろう」というのは、目先の対応でしかない。 下手をしたら、「日本水連」主催の大会記録そのものが「ルールの違う大会」扱いされて、「スピード社の水着で出した世界記録」でさえ公認されない恐れもある。 【…日本水連は今年2月、首や手首、足首から先を覆わない形状の水着で、重ね着をしなければ、どの種類の水着でも記録は公認すると決めた。4月の日本選手権で誕生した20の日本新記録のうち、13までが、今回認可されなかったデサント社製ラバー水着を着た選手によるもの。それでも5月の日豪対抗で着用した入江も含め、出された日本記録はすべて公認される。…】 「デサント肩入れ」は、結局、企業努力も損なうんじゃなかろうか。「ラバー水着」って、「空気を通さない」→「隙間に溜まった空気で浮力を得る」で確実に反則でしょ。 あくまで「水抵抗軽減」に徹した開発でなくちゃ。 そもそも、入江選手自身を「開発のための実験台」として大会に出してることが問題だと思う。 以前、ノルディック・ジャンプの「穴あきスーツ」が、空気を入れるのは「パラシュート効果」だとして反則になったことがあり。