カテゴリ:キューバ雑学豆知識
通常キューバで"コーヒー”というと、それはエクスプレッソコーヒーのことを指す。
多くのカリブ海や中米・南米諸国同様、植民地であった時代にキューバでも多くの地主が栽培に着手した。 しかし、気候や土壌がうまくコーヒーの木と合致しなかったのか、失敗に終ったケースが多いようだ。 ほぼ砂糖キビオンリーの国、という事実は、歴史の悪戯だけとは言えなさそうだ。 現在は東部地方のグアンタナモが中心となって栽培されている。 外貨収入としての輸出用の作物の一つにもなっているが、全体の額からいくと、たいしたことはない。 ただし、人々の配給メニューにもあるぐらいで、キューバとコーヒーは切り離せない。 砂糖ならまかせなさい、とばかりに、咳き込むほど甘くて濃いコーヒーを小さなカップで一気に飲み干すのがキューバ流。 一般家庭へお邪魔しても、仕事でオフィスを訪問しても、この甘い甘い一気飲みコーヒーが出される。 普通の家では、ガス火へ直に乗せて抽出させるエクスプレッソマシーン自体に砂糖をガバッと入れる。 ちなみに砂糖は黒砂糖と白砂糖の2種類が配給され、こればかりはどの家庭も不足はないだろう。 その砂糖をバケツなどに保管している家も多いが、それを見たある友人は、砂糖ではなく洗剤のバケツだと思ったらしい。 ホテルやカフェ・レストランなどでは、コーヒーと砂糖は別々に出てくるのでご安心を。 カフェクバーノ、というとこの濃いコーヒーを指し、もしも薄めがよければカフェアメリカーノと頼んでみよう。 でもこのアメリカーノ、豆は一緒で、なんてことはない単に御湯でうすめたものが出てくるが・・。 ちなみに、コーヒー豆の種類の概念はなく、キリマンジャロやらモカやら、一向に通じないのでご承知おきを。 アイスコーヒーなんて、もってのほか。 ちなみに、唯一ホテルナショナルの中庭にあるカフェでは、アイスコーヒーというよりも、フラッペ状になったものが出てくる。 (メニューには載っていないけど・・) 他だと、私はよくコーヒーと一緒にグラス一杯の氷を持ってきてもらって、自分で作って飲む。不思議な顔をされる。 しかし、かまわない。旦那も決して飲まないシロモノではあるが、夏はアイスコーヒーだろう!やっぱり。 御土産用には豆が挽かれた状態で真空パックになったものがおすすめ。 小分けになったパックもあり、ちょうどよいキューバ土産になるかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年11月01日 07時47分43秒
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