カテゴリ:キューバ雑学豆知識
グアンタナモの続編いきます。
実際は一般的な観光という観点で見ると、随分地味なグアンタナモ。 ホテルもたった1箇所で民宿なども・・・ サンテイアゴへ宿泊し、そこを基点に日帰りがよろしいかと。 しかしBARACOA(バラコア)という街は他のエリアとは違った匂いがあり 興味深い場所の一つだろう。 グアンタナモの南側をグアンタナモ米軍ベースとすると、北側に位置するのがバラコア。 アクセス方法は空路ハバナから直通クバーナ航空で。 または陸路でサンテイアゴより山を越えて約4~5時間。 もしくはオルギンより。というのが一般的か。 うっそうと茂る椰子の木々。台形型に隆起している小山。流れる川。小石の海岸。 ココナツを使った独自の郷土料理。チョコレートの原料のカカオの栽培。 日没辺りに見られるカニの大移動。もしかしたらインディオの血が入っていそうな人々の顔。 そうだ。このエリアにはコロンブスが到着する15世紀のもっともっと前から住んでいた地元民 インディオの人々の血と文化が細々ながら現在まで生きながらえている。 ある山間部の小さな小さな集落の住民(家族)は、自分達のルーツを堅持しながら生きている。 今でも彼等の伝統に乗っ取った音楽や踊り、薬草の知恵、料理の方法などなど キューバの他地域からは抹消されてしまったものがなんとか生きながらえているのだ。 コロンブスがアメリカ大陸を<発見>したという言葉の使い方には様々な意見があるだろうが でも既にそこには文化が存在し人間が集落を作り生活していた、という事実は否めない。 スペインをはじめとするヨーロッパの白人が大挙してやってきた後は、 強いられる<金を探せ>という過酷な労働と ヨーロッパ人からもたらされた病気に冒され(彼等には免疫がなかったので、瞬く間に) 残念ながら彼等の血は、ほぼ途絶えてしまったのだという。 ここバラコアには小さいながらホテルもある。外国人用の民宿もある。 キューバリピーターの方や長期滞在でいらっしゃる方などには訪問をお勧めしたい場所だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年01月15日 01時34分51秒
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