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野田佳彦さんが第9代目の民主党代表に選出されました。第一回目の投票では小沢陣営と鳩山陣営の支援を受けた海江田万里さんが143票、野田さんが102票、前原誠司さんが74票で二位でしたが、一位と二位の決選投票では野田さんが勝利しました。野田さんが215票、海江田さんが177票でした。やはり海江田さんの後ろに控える小沢さんの影響の強さを懸念し、二頭政治になりかねない恐れが今回の結果となったのでしょうか?
今回の選出を受け、野田さんは第95代目の日本国首相になります。野田さんの勝利のニュースを聞いて私の頭に浮かんだのは松下幸之助さんのことでした。彼は今から32年前の1979年に神奈川県の茅ヶ崎に「松下政経塾」を始めました。野田さんはその第1期生です。当時のお金で私財70億円を塾の運営資金として拠出し、始まりました。塾の目的は「21世紀理想の日本を実現する」ことでした。 そのために「諸理念・方策の探求と、それを推進していく人材への育成」を行うことでした。その公益財団法人の設立が発表された時、実は私も真剣にサラリーマンを辞めて塾生に応募したいと思いました。しかし年齢制限(22歳から35歳)に引っ掛かりました。当時私は38歳でおまけに結婚し、息子が一人おり、ロサンゼルスで働いていました。自分が参加出来なかっただけに、卒業生のその後の活躍には大いに関心を持っていました。 今までに多くの国会議員や地方議員が生まれました。3期の樽床伸二さん、4期の原口一男さん、5期の高市早苗さん、8期の玄葉光一郎さん、前原誠司さんなど、衆議院で活躍する卒業生も少なくありません。今回民主党代表戦に向けてはは野田さん、樽床さん、前原さんなどの名前も出ていたことを考えると、早かれ遅かれ松下政経塾卒業生が首相になる可能性は近づいていたようです。 野田さんは早稲田大学の政経学部を卒業した後、松下政経塾で学んだそうですが、若い頃は立花隆さんに憧れ、ジャーナリストになることを目指していた時期もあるそうです。今回の民主党代表候補の中では政治手腕、人格的に一番安定した人かなと感じます。管代表の人気を引き継ぐ形で来年9月の代表戦までとのことですが、また一年ぽっきりの首相では外国からも呆れられてしまいます。是非長期に頑張って欲しいものです。 未曾有の東日本大震災で国難とも言える現在、政争に引きづられるのではなく、新しい首相のもと、全ての政治家、全ての官僚が一丸となって国民のために汗を流す国になって欲しいと思います。そのためには私たち一般国民も汗と知恵を絞る必要があります。願わくば、今度の野田さんの首相就任が松下幸之助さんが32年前に願った「21世紀理想の日本」を実現する方向への一歩となればと切に祈ります。(終り) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.08.30 10:50:36
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