パクー(ボールカッター)
南米原産のピラニアの仲間、「パクー」が、スウェーデン南部、デンマークとの国境を隔てるエーレスンド海峡沖で漁師のかけた網にかかっているところを発見されたことが報道されています。以下は、その報道によっています。 パクーは男性器を噛み切ることから別名「ボール・カッター」、もしくは「ボール・バスター」と呼ばれ、現地では非常に恐れられているとのこと。 パクーは成長すると体長約1メートル、重さ25キロにも達する比較的大きな魚。雑食性で木の実、水生植物、葉、カタツムリのほか、他の魚を食べるものもあり、歯は丈夫でまるで人間の歯のよう。この頑丈な歯で好物の木の実もかみつぶして食べるそうです。男性のホーデンが木の実に似ていることから、間違えて食べようとするとみられているとか。 パプアニューギニアでは、2011年12月、裸で川にいた男性漁師2人がパクーにホーデンをかみ切られ、大量出血して死亡するという事故が発生。体を洗うため、衣服を着用せずに川に入る習慣がある同地では、パクーに男性器をかみ切られる被害が相次いでいるといいます。 パクーは本来暖かい所に住む淡水魚ですが、ここ最近の夏の気温上昇などにより、生息域が拡大しているのでしょう。今回、比較的涼しい北欧で発見されたことから、日本にもすでに潜んでいる虞れなしとしません。 それにしても男性のボールにパクっと噛み付く魚の名前が「パクー」というのは出来すぎですね。 川や海に入る場合には、パンツを脱いで泳ぐことは先ずありませんが、万一フルチンで泳いだりしたら、ボール・バスターによる強制断種手術の危険があることをよく心得ておきましょう。