設営中 パート(2)
関係会社紹介の続きです。「小川テック」・・・『アレグリア2』が行われている新・ビッグトップのテント設計、施工を担当しているのが小川テックです。小川テックは「サルティンバンコ2000」で使用していたビッグトップと「キダム」から使用している現在の新ビッグトップの設計から施工に携わっています。この現場で小川テックの現場監督を務めているのが、A山さんとY山さんです! A山さんは現場に居るときはこのような厳しい顔付きをしていますが、普段はこのように愛くるしい表情をしているA山さんです!! そして、Y山さんは事務所のパソコンで図面を見ながら作業が順調に進んでいるかチェック中です。 それではこれからどのようにこの新・ビッグトップが組み立てられていくのかを紹介しましょう。まず初めに新ビッグトップはペントハウスと呼ばれている屋根の部分と4本の足が地面に置かれた状態から、組み立てが始まります。 この状態から、大型のクレーン車数台で屋根を吊り上げ4本の足をペントハウスの部分に取り付けます。 ペントハウスと4本の足は2セットずつ作っているので、大阪で使用していたペントハウスと4本の足を待たずにして施工を開始できるのです。そして、残りの足は大阪からどんどんトラックで運ばれてくるのです。クレーン車で吊り上げてから全ての足が取り付けられるまで、約3日間かかります!施工開始から約1週間後には新ビッグトップはこのようになっています! その他にも、小川テックは皆様が『アレグリア2』に来場される際に最初に入るエントランステントや、出演者の控え室や、トレーニング施設や楽屋があるアーティスティックテントもクレーン車などを使って組み立てていくのです。まぁ、このようにして『アレグリア2』のテントは建っていくわけです。「東京設備企画」・・・続いては、東京設備企画をご紹介しましょう。東京設備企画は新ビッグトップの会場の水道、空調、ガス、そして運営本部やシルク・ドゥ・ソレイユがオフィスとして使うプレハブや会場内のトイレなどの設備関係を担当しています。ここ、新ビッグトップの現場を担当しているのが、毎朝6時半には新ビッグトップにいるH高さんと、いつもダンディなN山さんです。 夏でも冬でも皆さんが快適な温度でショーを見られるのも、そしてアーティストが最高な環境でショーができるのも、東京設備企画が新ビッグトップ内にエアコン設備を導入してくれるからです。新ビッグトップで使われているエアコンの数はなんと42台!その42台が新・ビッグトップ内にこのようにして置かれているのです! そして、オフィスとして使われているプレハブはなんと、49個。このようにしてプレハブとプレハブを合体させて、オフィスを作っているのです! 「飯田電機工業」・・・新ビッグトップの電気・電源設備関係を担当する飯田電機工業をご紹介しましょう。これらの作業を監督しているのが恥ずかしがりやのA保さんです。 まず、初めに新ビッグトップを建てる際にA保さん率いる飯田電機工業がやらなくてはいけないことは、敷地内で必要な電力を会場内で使用できるようすることです。ここ、新ビッグトップ内と周りの施設には何本もの電線ケーブル走っています。 そのほかには会場の外灯、新・ビッグトップ内で皆様が暗い中でも安全に歩けるように足元灯の設置、火災が起きた際に作動する火災報知機や皆様が迅速に新・ビッグトップ内から避難できるように設置されている誘導灯などの取り付けの作業もやっています。 「シミズオクト」・・・続いてはシミズオクト。新ビッグトップ内の客席や、照明などが取り付けられているトラスの施工を担当しています。新ビッグトップが建築されたら、今度は新ビッグトップ内をショーが見られるような状態にしなくてはいけません。まだ新ビッグトップ内にステージも、客席も設置されていない状態がこれです。この写真は皆様の客席及びステージの頭上にある、照明などの器具が取り付けられているトラスです。 このようにして、地面で器具などを取り付けて、モーター付のチェーンで上へと吊り上げます。ステージはシルク・ドゥ・ソレイユが組み立てるのですが、ステージが出来次第、シミズオクトが客席の設営を開始します。何も無い、空っぽの状態の新・ビッグトップがこのようにして部品を繋ぎ合わせてこのように席が設置されて、ビッグトップは完成するのです! 「近鉄エクスプレス」・・・続いては各会場間の全ての資材の輸送を担当する近鉄エクスプレスをご紹介しましょう。9月25日の大阪公演のフィナーレを迎えた瞬間撤去が始まり、新ビッグトップのテントや客席、そしてオフィスの荷物の移動が始まります。その移動の為のトラックやトレーラーを手配して、東京まで運んでくれるのが近鉄エクスプレスです。この大移動で必要となるトラックとトレーラーの数はなんと、113台!!荷物を運んでくる113台の内の1台はこの『アレグリア2』コンテナです!みなさんもどこかで見たことありませんか!? 「東京音響通信研究所、フジライティングアンドテクノロジイ(FLL)」・・・そして、最後に『アレグリア2』の世界観を生み出す為に欠かせない音響の担当をする東京音響通信研究所と照明を担当するフジライティングアンドテクノロジイ(FLT)をご紹介しましょう。シルク・ドゥ・ソレイユがアレグリア2の世界観を作り出していますが、音響と照明が無ければこの世界は生み出せません。そこで、東京音響通信研究所とFLTが日本で公演を行う為にシルク・ドゥ・ソレイユの音響チームと照明チームの手助けをするのです。その他には東京音響通信研究所は正面入り口があるエントランステントのスピーカーの設置。そして、FLTはアレグリア2のロゴで出来ているムービングライト動く照明を設置しています。是非みなさんもアレグリア2の会場に来場された際はこの照明を探してみてください!このようにして、各社がひとつのチームとなり、新ビッグトップは大きいパズルのように、パーツ、パーツを組み合わせて、出来上がるのです!そして、10月13日のグランド・オープニングを迎えることが出来たのです…!