カテゴリ:本
ここ最近、通勤時間+夜の時間でかなり本の旅に出ております。
『秘密の花園』バーネット ずーっと気になりつつ読んでなかった本。 「小公子」や「小公女」を書いたバーネットらしく、きちんとお話の筋立てがあって、 それでいて荒野や大きなお屋敷や庭の世界にうっとり入り込むことができた。 一晩で一気に読んでしまった。 クレイヴン氏の旅のくだりでは自分まで気分が沈みそうになるけど、 ラストははっきりとした期待通りの結末。 お話全体から土と花々の静かな香気がただよってくる感じ。 『精霊の守り人』上橋菜穂子 国際アンデルセン賞を受賞した上橋さんの作品は、「鼓笛のかなた」と「獣の奏者1巻」 くらいしか読んでなかった。「精霊の守り人」、良かった! 民俗学的な世界も好きなので、上橋さんの世界は本当におもしろい。 ニュンガ・ロ・イムやらニュンガ・ロ・チャガやら、聞くだけでワクワクするわ~。 続編がありすぎてなかなかたどり着けそうにないけど・・・そのうち続編も読むぞ。 『影との戦い ゲド戦記』ル・グウィン すっかり本の世界でゲドと一緒に冒険をしてしまった。 それは、ただ世界に浸るというだけではなく、 本という文字でできた大きな森をかきわけかきわけ 自力で進んでいくような気分。 通勤中読んでて、しばらく集中できないと1ページ読むのに すごく時間がかかるのに、気付いたら電車の中にいることすら 忘れて降りる駅を過ぎてしまう。実際、過ぎてしまった。 『壊れた腕環 ゲド戦記II』ル・グウィン そんなわけで、現在続編を読書中。 まったく1巻目に関係のないかのような前半部分に引き込まれているうちに、 突然1巻の世界が接触してきて、現実のようにドキドキする。 いやあほんと、はやく最終巻まで読みたいような読み終えたくないような・・・。 という感じで、ほぼファンタジーの世界をさすらう旅人になってます。 姫2がうるさいのよ~、最近。反抗期か? 私、旅に出てるんだから、魔法の笛みたいなので何度も呼び戻さないでおくれ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.05.15 23:21:52
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