障害者の就職件数 6年ぶりに減少 コロナの影響
宮崎労働局は、昨年度のハローワークを通じた障害者の就職件数が
年度より11・1%(143件)減ったと発表した。
前年度割れは6年ぶり。
新型コロナウイルス感染拡大の影響が表れたとみている。
ハローワークを通じた障害者の就職件数は2014年以降、
毎年数%ずつ増え続け、19年度には1293件まで増えた。
新型コロナが全国的に流行した20年度は、一転して1150件に減少した。
労働局職業対策課は
「新型コロナ感染防止のため、
職場実習や職場見学を受け入れる
事業所や企業が減ったことが、
就職に影響したのではないか」
と話す。
障害別の就職件数減少率は、
身体障害者が21%、知的障害者が7%、精神障害者が15・4%だった。
20年度は障害者の解雇も43件あり、
過去6年間で最多だった。
解雇理由は事業の廃止や縮小に伴うものだが、
労働局は「コロナ禍との関係は不明」という。
県障がい福祉課は就職件数減少の背景として、
コロナ禍による事業者の経営悪化を挙げる。
職場実習・見学も就職につながりやすいため、
実施されなかった影響は大きいと見る。
同課の担当者は
「障害者へのワクチン接種が優先的に進められ、
実習や見学が再開されるよう期待する。
オンライン面接が出来る環境も広げて、
就職しやすい環境を整備したい」
と話している。
[朝日デジタル]
障害の有無に関わらず、就職難は起きていますね。
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