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2023.02.21
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カテゴリ:自閉症関連
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​統合失調症の兄を殺害したASDの弟に判決 
裁判長は弟に「お父さん、お母さんに…」​





統合失調症の兄を殺害したASDの弟に判決が言い渡されました。

判決のあと、裁判長が被告である弟にかけた言葉は、
兄弟を育てた両親を思う言葉でした。

実はこの裁判長、
介護殺人など複雑な家庭で起きた事件の裁判を、
富山地裁で何度も担ったことがある裁判官でした。




自閉症スペクトラム障害・ASDを抱える
髙畠春樹(たかばたけ・はるき)被告(24)は2020年、
富山市の実家で、統合失調症と、
同じくASDを抱える兄の丈治(じょうじ)さん(当時25)
の頭を18回以上もハンマーで殴り、殺害しました。

1月31日の判決公判で、
富山地裁の細野高広(ほその・たかひろ)裁判長は
「精神障害がある兄により
家族が迷惑をこうむっているなどとして犯行に及んだが、
それは被告の思い込みにすぎない」
と指摘。

「自殺にみせかけようと、
遺体を山に捨てる方法を検索して道具を買ったり、
通報できないよう電話線を抜くなど計画性が高い」
としました。

一方、
「兄弟の双方に精神障害があったことが影響して、
両者が関係を修復するのが困難だった可能性は否定できず、
このような経緯は被告人のために酌むことができる」
などとして、
髙畠被告に懲役11年の実刑判決を言い渡しました。

検察側の求刑は懲役15年、
弁護側は懲役8年が相当としていました。

裁判長が判決を読み上げる間、
髙畠被告はときおり証言台に頭が触れるほど
深くうつむいて聞いていました。

前回の裁判では、
被告の父親が黒いスーツ姿で証人として法廷に立ち、
静かな声で淡々と証言していました。

父親:「(弟の)春樹が真剣に謝罪の気持ちを持つなら、残された1人の息子なので、更生を支援したいです」

検察官:「反省が見えなかった場合は?」

父親:「出所してもなおらないのであれば、施設などに入ってほしい。家に一緒に暮らすことはできません」

兄弟は折り合いが悪く、小さいころから喧嘩ばかりしていたといいます。

父親:「(兄弟が)同じ場所にいると喧嘩になるので2人が一緒にいないように考えていました」



事件当時は、高畠被告を家から出して、アパートで1人暮らしをさせていて、父親がアパートに食事を届けるなど様子を見に行っていたといいます。
■統合失調症とASDの兄弟育てた両親の心情… この裁判では、両親の陳述書も読み上げられ、
統合失調症とASDの兄弟を育てた両親の心情も明らかにされました。 父親の陳述書:「何年刑務所にいても(兄の)丈治はよみがえらない。うれしいこともつらいことも乗り越えて育ててきた丈治を突然亡くした」

「幼いころから(兄は)精神が不安定で、弟より手を焼いていた。2人を平等に接しようとしたが、手間のかかる丈治の方に…。もっと(弟の)春樹と対話をして距離をつめていればと後悔している。丈治を守ってやれなかったことを毎日悔やみ続けている」 母親の陳述書:「2人の子を大切に思ってきた。春樹を許すことは到底できません。喧嘩をしても仲良くしていると信じていた。なんて残酷でひどいことをしたんだと思った。丈治はやさしい心と大切な命の宿った人間なのです」

「他人の心を考えられないのが自閉症スペクトラムですが、他人の気持ちをはかる努力をして、長い時間をかけて人間の命の重さを考えてもらいたい」 そして1月31日、弟の髙畠春樹被告に言い渡された判決。

そのあと、細野高広裁判長が法廷で被告にかけた言葉は…。 細野裁判長:「これから長い間、刑務所で暮らすことになります。お兄さんのかけがえのない命を奪ったことについて考え直してください。お父さん、お母さんに反省の気持ちが伝わるようになることを願っています」。 “両親への気持ちが伝わるように”という言葉。

量刑も兄弟の双方に精神障害があったことを考慮したものでした。
■複雑な家庭環境の裁判員裁判で何度も判決… 細野裁判長は2021年4月に富山地裁部総括判事となって以来、
複雑な家庭環境で起きた事件の裁判員裁判で
何度も判決を言い渡していました。 2021年4月の判決では、その前年、
高岡市の自宅で82歳の夫の首にナイロン袋を巻いて
締め付け殺害した79歳の妻に対し、
懲役5年の実刑判決を言い渡しました。

弁護側は介護疲れが犯行動機と主張しましたが、
「介護は過酷なものではなかった」
と判断。

判決のあと被告に対し
「刑期を終えた後はさらに高齢になっています。
今後は地域の人たちに早めに相談してください」
と語りかけました。




2021年10月の判決では、その前年、
富山市の自宅で71歳の妻の首をロープで絞めて殺害した71歳の夫に対し
、懲役3年、執行猶予5年を言い渡しました。

認知症だった妻の食事や入浴の世話が「過酷だった」と認め、
「肉体的・精神的な疲労が大きかった」としたことや、
がんを再発した妻の将来を悲観したという犯行動機について
「妻への愛情を前提にしていた」
として
「動機の悪質性が相当低い」
と判断していました。 2022年12月の判決では、その前年、
高岡市の自宅で介護中の84歳の母親を殺害した
息子の56歳の男に対し、
懲役3年、保護観察付き執行猶予5年の判決。

母親を楽にしてあげたかったとする犯行動機について
「酌むべき余地がないとは言えない」
と判断。

被告の精神障害の影響を考慮し、自首を認めて減刑していました。 今回は、統合失調症の兄をASDの弟を持つ家庭で起きた事件。

細野裁判長が言い渡した懲役11年の実刑判決に対し、
被告の弁護人は、
控訴するかどうか「本人に決めてもらう」としています。



チューリップ テレビ

​[YAHOOニュース]​






両親にとって、我が子が被告と被害者の両方の立場となり、

なんとも切なく、悲しい結果となってしまいましたね。










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Last updated  2023.03.07 00:58:01
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