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2024.03.01
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テーマ:自閉症(422)
カテゴリ:自閉症関連






​話せなくても言葉はある ~言葉を手に入れた重度自閉症の人たち​



北九州市が主催する「子どもノンフィクション文学賞」。

今年は第15回になりますが、
私はいま受賞者の発表を楽しみに待っているところです。

この原稿がウェブサイトにアップされる頃には、
もう結果が出ているかもしれません。

 昨年の夏のことです。

ひとりの中学3年生男子が、
お母さんと一緒に
明治大学にある私の研究室を訪ねて来ました。

第14回子どもノンフィクション文学賞で
選考委員特別賞・あさのあつこ賞を受賞した内田博仁くんです。

 彼が、言葉を話せない重度の自閉症でありながら、
小中学生対象の作文コンクールなどで7
度の受賞歴を持つ少年作家であると聞き、
「東田くん二世現る!」
という驚きと喜びで私の心は躍りました。

 「東田くん」とは誰かといえば、その著書
「自閉症の僕が跳びはねる理由」
が英語に翻訳され世界的ベストセラーとなった作家、
東田直樹さんのことです。

 今から10年ちょっと前、
私は雑誌「ビッグイシュー日本版」の誌上で
東田さんと往復書簡を交わす幸運に恵まれました。

それは後に
「社会の中で居場所をつくる」
(ビッグイシュー日本)
という1冊の本にまとめられ、
いまでは「東田くん、どう思う?」
(角川文庫)
というタイトルで文庫化されています。

 東田直樹ファンの内田くんは、
彼と私の関係を知って連絡をくれ、
それでは大学で会いましょうという話になったのです。

 子どもノンフィクション文学賞の存在を知ったのも、
この日のことでした。

内田くんの受賞作は
「闇の中から扉を探して」
と題された作品でした。

選者のあさのあつこさんの評によると
「おそろしいほど剛力で繊細」。

 もちろん、私もすぐに読みました。

まさに若々しい力と感性のみなぎる力作でした。

​話し言葉を持たない自閉症の人たち​

 内田くんは、声は出せますが有意語の発語がありません。

そればかりか、感情が顔の表情に表れませんし、
場にそぐわない行動が多く見られます。

 ですから、彼が何を考えているか、どう感じているか、
何をしたいのか、周囲の人間には容易に想像がつかず、
この人には重い知的障害があるのでは?
と疑われてしまうのです。

 内田くんの書いた「闇の中から扉を探して」は、
1973年にドイツに生まれたビルガー・ゼリーンの著書
「もう闇のなかにはいたくない――自閉症と闘う少年の日記」
(草思社、1999年)
を読み、著者の半生に自分の経験と思い、
願いを重ねた作品になっています。

 ゼリーン氏も、内田くんや東田さんのように、
言葉は理解しているのに
話し言葉を持たないタイプの自閉症者です。

 自閉症研究の大家、杉山登志郎先生によると、
発語の有無、理解の有無に着目すると、
自閉症には四つのタイプがあるといいます。

すなわち、発語も理解も難しい「聴覚失認」、
発語はできても理解ができない「超皮質性失語症」、
逆に理解はできるのに発語ができない「言語失行」、
そして発語も理解も可能な
アスペルガー症候群のようなタイプです。

 内田くんの場合は三番目の言語失行にあたるのですが、
このタイプの自閉症は、
たくさんではないがきわめてまれというわけでもない
と杉山先生は言っています。

 実際に、世界を探せば、
東田さんが登場する以前から書くことによって
自分の表現や他者とのコミュニケーションを
可能にした人々はいたのです。

そして、じつは日本でもずっと以前に、
言語失行の自閉症児のケースが報告されています。

 そのひとり、若林慎一郎先生の
「書字によるコミュニケーションが可能となった幼児自閉症の1例」
という論文
(「精神神経学雑誌」75巻、1973年)
で紹介された男性は1955年生まれでした。

東田さんと年齢を比べたら37歳も年上にあたります。

​言葉を育てる、言葉を生かす​

 私は研究棟の一室に内田さん親子を招き入れました。
博仁くんはお母さんの敦子さんの左側に
ぴったり体を寄せて座りました。
細身の体です。
背中を丸めた姿勢で上体を前後に揺らしています。

​​ あいさつを交わしてから、敦子さんに、
博仁くんがどのようにして言葉を獲得してきたか、…



医療プレミア

​[毎日新聞]​





有料記事の為、残念ながら先が読めませんが、

いかに言葉を育て生かすかが大事なんでしょうね。


















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Last updated  2024.03.24 12:15:22
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