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アダルト物やユーロ・ウエスタンを入れると、約35本もの作品がある、ゾロ物。 マカロニ・ファン永遠の課題である、「どこまでマカロニなの?」というのを自分なりに整理してみました。 深みにはまりそうだったので、アダルト物やユーロ・ウエスタンに関しては、バッサリと対象外にして、イタリアが製作に絡んでいる作品だけを対象にしました。 私の分類方法は、至ってシンプルで、舞台がアメリカ大陸か否かです。 分かり易い例だと、ニュー・アラゴンという名の南米北西部を舞台にした『アラン・ドロンのゾロ』(Zorro)1975年・イタリア・フランスは『マカロニ扱い』とします。 その基準で行くと、イタリアが製作に絡んでいる作品:22本の内、以下のような結果でした。 ・アメリカ大陸が舞台の作品:16本 ・ヨーロッパが舞台の作品 : 6本 今回は、超ソックリなタイトルなのに、明暗(?)を分けた、2作品を紹介します。 左が、 "Zorro alla corte d'Inghilterra" (イングランドの宮廷のゾロ) 1969年 イタリア 監督:フランチェスコ・モンテムッロ 出演:スピロス・フォーカス、キャロル・ウェルズ、ダニエレ・バルガス 音楽:アンジェロ・フランチェスコ・ラヴァニーノ 右が、 "Zorro alla corte di Spagna" (スペインの宮廷のゾロ) 1962年 イタリア 監督:ルイジ・カプアーノ 出演:ジョルジオ・アルディソン、アルベルト・ルポ 、ナディア・マルロワ 音楽:カルロ・サヴィーナ 正直、これまでこの2つの作品は、イングランドとスペインを舞台にしているので、両方ともマカロニ対象外としていました。 (私が調べた限り、タイトルが超ソックリなこの2作品の関連性は、見つけられませんでした。) ところが、「イングランドの宮廷...」の方は、19世紀のイギリス植民地である、バミューダ諸島のハミルトン島を舞台にしていました。北アメリカ大陸から2,300kmほど離れたバミューダ諸島がアメリカ大陸なのかとも思われますが、地理的には"れっき"としたアメリカ大陸に含まれるそうです。 ゾロ物お決まりのサーベルでの戦いが中心になり、さらには銃身の長い、火縄銃のような銃で撃ちあっているシーンもある作品ですが、「イングランドの宮廷...」をマカロニに入れるべきかどうかは、皆さんのご判断にお任せします。 "Zorro alla corte d'Inghilterra" (イングランドの宮廷のゾロ) "Zorro alla corte di Spagna" (スペインの宮廷のゾロ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.09.01 20:03:06
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