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アラビア書道とその周辺

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2010.02.02
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カテゴリ:カテゴリ未分類
バレンタインデーが近づいたため、テレビでのチョコレートのCMや珍しいチョコレートの紹介がいろいろされています。

その中で気になったのが、ドバイ製のラクダの乳を使ったチョコレートです。東京日本橋三越で期間限定で売っているそうです。

お値段は1000円ぐらいの普通の板チョコのようなものや、お約束のラクダの形をしたものもあり、高いものではズラズラとラクダが9体も入っていて一万円近くするものもありました。

成分は、キャメルミルク、バーボンバニラ、上質なアカシア蜂蜜などですが、当然ハラールだと思います。

世界で初めてキャメルミルクをチョコレートに使ったとあります。
ラクダの乳は栄養分が高く、少し塩気があるのでチョコレートも少し塩気があると味について紹介していました。
昔々、ラクダを何頭も連ねてキャラバンを組んでいた商人たちは、ラクダの乳とデーツだけで何日も砂漠を歩いていたぐらい栄養価の高いものです。

私がサウジアラビアにいた30年ぐらい前にも、スーパーマーケットでラクダ乳は普通に他の牛乳と一緒に紙パック入りで売っていました。ラクダの絵がパッケージに書いてあるので牛乳と見分けることができました。一回ぐらい飲んだ気がしますが、味は憶えていません。

チョコレートのブランドは“アルナスマ”と付けられています。英語での綴りでは、「Al-Nassma」とあります。アラビア語の意味は「そよ風」です。砂漠から吹いてくる熱風ではなく、海から吹いてくる少しひんやりした風を指していると説明されていました。

ただ、コーワンの辞書では、「nassma」という音での単語はなく、同じ綴りで「nasama」という単語が載っています(alは定冠詞)。意味も“そよ風”とか“吐息”とあります。また、同じ語根で”nasiim”というものもあり、同じような意味です。
書道のお手本の中にディーワーニ書体で書かれた春を詠った詩があり、その中にこのnasiimという単語が使われていました。

ただ、文法的にはアラビア語の単語で子音が3つ連続することはないので、英語の綴りはわざと崩しているのだと思います。また、定冠詞alが付くと「An-Nassma」、つまり、「アンナスマ」と発音する方が正しいのでしょうが、ブランド名ですので別にアルナスマでも構わないでしょう。

パッケージもかなり高級感がありますので、本命のアラブ人彼氏に差し上げたら良さそうな逸品です。かなりインパクトがありそうです。

ホームページは、http://www.al-nassma.com/です。英語、アラビア語、日本語で作られています。





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最終更新日  2010.02.04 00:02:17
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