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あま野球日記@大学野球

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2007.07.02
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カテゴリ:メジャーリーグ
「いまの世の中、勝ち組とか負け組とか言うじゃないですか。
たとえいまは負けていても、譲ってあげているんだと思えば
いいじゃないですか。いつかは自分が! と思っていれば」。


「結果じゃなくて、プロセスが大切だと僕は思っているんです」。

帰宅して偶然に見たTBS系「NEWS23」。
パイレーツに入団が決まり、米国に渡って現在までの桑田真澄
(PL学園高)をドキュメンタリータッチで制作していた。

本人の言葉を借りれば、
「日本では、これまでマスコミなどに散々叩かれた」桑田。
叩かれても叩かれても、現役投手を全うしようと努力をしてきた
(ようだ)。

そして今度は、以前から夢を見てきたメジャーへの挑戦。
もう一歩でメジャー昇格が叶う試合で、審判と接触しての大ケガ
スタンドには、はるばる日本から応援に駆け付けた奥さんと2人
の息子さんが観戦していた。

家族の目の前で起こった悲劇。

再起が困難かもしれないと思われるケガを負って、
「僕は、いったい何のために米国までやってきたんだ?」
と自問自答した。

が、再びリセット状態から這い上がって、ついにメジャーのマウンド
に立った。「プロセス(努力すること)が大切」を口癖にする
彼の真骨頂ともいえる。

この桑田、座右の銘にしているのは、恩師である故・藤田元司氏の
言葉。「野球を簡単に辞めることをことを考えるな。野球が好きなら
とことん喰らいついていけ」。


--------------------------------------------------------------

はっきり言って、ボクはこれまで桑田に興味を持ったことはなかった。

バブルの頃には「登板日漏えい」を疑われる事件が起きたり、活発な
不動産投資で「投げる不動産屋」との異名をとったこともある。

結果、多額の借金をこしらえたが、読売グループが桑田の財布を預かる
ことを条件に借金の肩代わりをしたこともある。そんな最中に
「メジャー挑戦」を直訴した桑田に、
「ならば、肩代わりした借金を一括で(読売に)返済しろ!」
ナベツネさんが恫喝したという報道もあった。

そんなこんなで、ボクは桑田という男をどうにも好きになれなかった。

今回のメジャーも、本当の目的はなんだろう?
なんて勘ぐったりもしたが・・・。

-------------------------------------------------------------------

番組の最後、
メジャー初登板の翌日、単身赴任を続ける桑田のもとに、日本で野球を
している長男から一個のボールが届く。それは、中学3年になる長男
初めて打ったホームランボール。

早くホームランを打ったことを父親に知らせたかったのだろう。
そのボールに、長男の想いが見て取れた。

大事そうにボールを両手で触れる桑田。その目に涙が溢れているのを見て、
ボクも少しだけホロッ涙ぽろりとした。



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Last updated  2007.07.03 01:34:14
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