横浜(日本)では「キリスト教」は宗教ではないのか?
横浜市中区役所から出している「Naka Ward Town News」という英語の情報誌がある。2ヶ月に1回奇数月に出る。 先日、中区のこの編集部に電話で問合せをした。個人的に「紙工芸、製本教室」を始めるので、その情報誌に案内を出そうと思ったからだ。(サンプルとして過去の幾つかを持っている)この問合せに即、しかも数度に渡って言われたことは「宗教や政治、その他の偏った思想に関係することは一切出しません」だ。私が手にもって観ながら話していた11月号の一面には「Chiristmas」という単語が20ぐらい繰り返されている。クリスマスはキリスト教のお祭りだ。ということは、横浜ではキリスト教は「宗教ではない」のだろうか。数年前、あるNPOを主催している人に会った。私は「道志村」の人達と良く会うので、その道志村の間伐材を利用して何かの「教室」などをやっているNPOだ。その代表者の話では、「横浜YMCA」がスポンサーになっているそうだ。そして、彼の主張は「宗教とは一切関係ない」であった。現横浜市長の中田さんが市長になって初めての「所信表明演説」を神奈川新聞が、紙面3~4ページに渡って全てを書いた。偶々それを読んでびっくりした。(私にとって)キリスト教に関係する発言がいたるところに出てくる。詳しくは思い出さないが「青山学院創立者である■■■神父は・・と言っている」「■訳聖書には・・書かれている」「そういうキリスト教の精神に則り、これからの市政をすすめていく」等々。私は「無宗教、無神論、反一神教」であるが、それを主張するようになったのは、35年前に入っていたイギリスでのアムネスティの人達の影響がある。今年始め、30数年ぶりにアムネスティに入ろうと思った切っ掛けは「女性の人権が無視されている」ことからだが、未だに「?」が付いている。アムネスティ・インターナショナルは一切の宗教や政治から「独立」し、世界の人権問題を扱うはずだ。しかし、横浜グループは「■■修道会」の一室を借りている。全国のアムネスティを調べてみると、教会や修道所をつかっているところがいくつもある。すべてキリスト教関係の場所だ。そしてメンバーはみな「場所だけ借りているだけで、宗教とは関係ないです」という。私にはとても納得いくことではない。もしこれがすべて「創価学会」の場所ならどうだろう?「創価学会の場所だけ借りているんです、宗教とは関係ありません」と主張できるのだろうか。