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CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行

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2006/05/21
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カテゴリ:上海留学時代
●2.復旦大学へ向かう

TAXIの運転手は特大スーツケースに、たどたどしい発音の私に
「あんた、どこの人?」
と聞いてきた。
「あ、日本人だけど」
「へ~日本人か。(振り向いて私の顔を見る。前見て前!)
 勉強しに来たのか。じゃあ親戚とか友達とかいるのか?」
「いや、誰もいないよ。」
「え?そんなも心細いだろ~」
「大丈夫だよ。頑張れるよ」
「それは大変だな~」

等と話している内に段々混んできた。その内、殆ど動かなくなった。

ヤバイ。。。
留学センターの人からは「夕方5時くらいには
着く様にして下さいね。受付の人がいなくなると思うので」
と言われていた。

留学なんて初めてだし最初からトラブルは嫌だし。。。
それにメーターも無駄に上がっていく。。。

「運転手さん」
「何?」
「あのさ~私すごく急ぐの。学校に5時くらいに着くように言われてて」
「そうか。今は、4時半だな。でも混んでるぞ。どうしようもないよ」
「何とかならない?ホント困ってるから」

「・・・よし、分かった!!」

次の瞬間車体がガクン!!と左へ傾いた!何?何?

「運転手さん、車、歩道に乗った!!」
「大丈夫!」

歩道に片足乗り上げた車はギュ~ンと渋滞の車を追い抜いていく。
「ちょっと、これ、大丈夫じゃない!」
「大丈夫。警察いない!」
(そんな問題じゃなくてぇ~!)
硬直した私にお構いなく渋滞の塊を抜けた車は、またガックン!と
道路に戻った。

「な!大丈夫だっただろ!」と満面の笑顔の運転手。
「はは、、、はい。ありがと~…」

彼なりの親切に有り難かったけど、怖かった~。。

===
ここのやり取りは【上海TAXIよもやま話】1.歩道に乗り上げるTAXI にもあります。
1.歩道に乗り上げるTAXI
===

さて、何とかかんとか学校に着いた。。。

「じゃあな、頑張れよ!」
「有難う、再見!」

と下りた後、校内へ。

お~これが復旦大学か~
ここで私の新しい一歩が、、、

感激、、、である。

しかし、もうすぐ5時。

え~と留学生楼、留学生楼。。。
分からないよな、だだっぴろくて。
あ、あっちに学生らしき人発見。
聞いてみよっか。

(緊張)「あの~すみません」
学生さんらしき人は気づかず立ち去ろうとする。

「あのー!すみません!」(大声)
「え?」
「えと、留学生楼ってどこですか?ここ、これ(と紙を見せる)」
チラと紙を見て
「知らない」
スタスタと立ち去った。

キャ~ン!
何それ~。
おいおい!女!
親切心はないのか!
情けは人の為ならず、という言葉を知らんのか!!

でも時刻はもう5時を回っていた。日も大分暮れてきた。
どんどん聞かないと!頑張れアコ!

「すみません!留学生楼はどこですか??」

と、その後5人くらいに聞いたが全て

「知らない」
の一言だけであった。

マジ~!!??
ちょっと~。何でないの~?
運転手、場所間違えた~?
もしかして引っ越したとか~?(有り得ない)
何で皆教えてくれないの!!
私、今日野宿~!!??

と妄想は膨らむ。。。

風景がセピア色からグレーがかってきた。日も暮れてきた。

どうすんの、私~!!??

冷や汗か何だか汗だくになってきた。
特大スーツケース、重いぞ!

もう泣きそう。。。
でも、泣くもんか!

そして私が号泣するまで、あと1時間に迫っていた。。。



*ちょっとずつ書き足します。取り敢えず《To Be Continued》

良かったら最初から見てやって下さい。⇒ 【上海留学思い出話 1994年編】





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最終更新日  2006/05/21 12:56:23 PM
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