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CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行

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2008/06/14
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テーマ:中国&台湾(3302)
カテゴリ:台湾



運転手のオジサンが、
日本統治時代を経験した事が分かり

祖父の事もあって
急激な親近感が湧いたのですが。


穏やかなオジサンと
私のテンションに落差を感じたので

ちょっと冷静になろうと、
次のように話しました。




「お年は、おいくつなんですか?」

「ななじゅうご歳です」



オジサンは、ゆっくり回答しました。



「そうですか・・・!

 お若く、見えますね。

 とってもお元気で、まだ働いてらっしゃって。
 素晴らしいですね・・・!」



私はオジサンの顔を見ながら、
感情を表情に表して、言い。



「いえいえ・・・」



オジサンの口元が、微笑みました。




75歳・・・という事は、終戦時13歳。

小学校で日本語を勉強している・・・




不自然にならない程度に
ゆっくり話をしよう、と思いました。


気を回し過ぎかもしれませんが

あまり堅苦しくなく、
比較的簡単な単語を使うようにして。


敬語は、気持ちとしては
正式の言葉にしたかったのですが

でも、通じなければ意味がないので
丁寧語を基調にしようと思いました。




年齢の話は、それで終わりました。

この話を続ける気も、特にありませんでした。




話したい事は他にあるのです。




「あの・・・」



ためらいながら、続けました。



「私の・・・

 お爺さんとお婆さんは、統治の頃に、

 ホアーリエンに住んでいたんです」



ホアーリエンは、花蓮という地名ですが。

日本語読みで分かるか不安だったので、
そこだけ中国語にしました。




オジサンは



「ああ~・・・
 
 カレンコウ(花蓮港)ですね」





・・・!!





弾かれたように、
オジサンの顔を見ました。




「・・・そうですっっ!

 ・・・カレンコウ(花蓮港)ですっ!!」




自分でも分かるくらい声が上ずっていました。





カレンコウ(花蓮港)・・・


・・・オジサンは、

カレンコウを分かっている・・・!!!(><;





オジサンは前を向いて、

穏やかな表情のまま

運転を続けていました。




私は、その横顔に

またもや温度差を感じながらも。



でも、同時に

息が苦しくなるくらい、自分の感情が

高ぶっているのも感じていました。




つづく。




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↑ よろしければ是非、一回押してやってください。。


もう興奮しまくりですね…^^;
今書いててちょっと怖いですわ、自分が。。


そうそう、前回の話なんですが、実は随分加筆しています。
最初は淡々と書くつもりだったので、あまり書かなかったんですが

興奮しまくりの理由が、きっと分かりにくいだろうと
祖父の話を多めに入れたんです。

もし良かったら再読してみてください。
多少、違う話になってきているかと^^;

すみません、自分の世界に浸りまくってて…
どうか温かく見守ってやって下さい^^;


さて。

カレンコウ(花蓮港)とは?

次回で詳しく述べますが、私には大事なキーワードなのです。



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最終更新日  2008/06/19 11:25:37 PM
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