Motor & Outdoor Journalist 安藤眞の　　　　　　　　　逆説的よろず考現学

みなさん、こんにちは。

　我が家のジムニーが来月、車検を迎えるので、簡単な点検を行いました。で、巷では「クルマのエアクリーナーが放射性物質を溜め込んでいる」という噂が出回っているようなので、外したついでに測ってみました（ついでにもう１台のエクストレイルも測ってみた）。測定機はRADEXのRD1503、外したエアクリーナーエレメントの上に直に置き、40秒×４回の平均値を計測値としました。結果は下記の通りです。

クルマの前の空間放射線　　　　　　　　　　0.16μSv/h

ジムニーのエアクリーナーエレメント　　　　0.14μSv/h

エクストレイルのエアクリーナーエレメント　0.15μSv/h

　はい、誤差の範囲でございます(^^;。

　ジムニーは３月14日に埼玉を脱出しましたが、約１ヶ月後に戻ってきて、主に埼玉～和歌山間と長野県を走行（ひたちなか市や八潮市、群馬県沼田市にも行っています）。エクストレイルは３月19日に埼玉を脱出しましたが、約１週間で戻ってきて、その後はほとんど関東地方で使用しています。

　どちらのクルマも、セシウム降下量が最大だった３月21～22日には埼玉にはおりませんでしたから、影響が出るとすれば、一旦、地面に落ちた放射性物質が粉塵などに付着して舞い上がったものによると考えられますが、その影響が見られないことから「放射性物質の粉塵は、少なくとも南埼玉周辺ではそれほど舞ってはいない」と考えて良いのではないでしょうか。

　もちろん、見るからに埃の舞うグラウンドや畑はこの限りではないと思うので、油断しないに越したことはないのですが、ちょっとだけホッできたような。